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2004-03-27

少女

smartgirl.JPG
アーバンヘルスセンターにいた少女 隣はお母さん。

 アーバンヘルスセンターで行ったコンサートの続きです。
 コンサートには、子供たちもたくさん来てくれた。普通日本だと、子供というものはじっとしていないもの、すぐに走り回るか、飛び跳ねるか、騒ぐか、泣き出すか・・・。ともかく子供相手は大変だ。
 ところが、ここインドでのミニコンサートでは様子が違う。子供たちは、じぃっと座ったまま、唖然とした目で見つめている。動かない、泣かない・・・。じぃっと座ったままだ。家に帰ってから、ダンナに言うと、「そら、小さい頃から身に付いているんやろ」という。「何が身に付いているの?」と聞くと、「そら、動いたら腹減ることに決まっとるやろ」といった・・・・・。
 栄養状態がぎりぎりらしく、動くだけの余分なエネルギーが全くないのだ。走り回らない子供を見て、ショックを受けた。一緒に行った、看護士さんに聞くと(頭を触るとすぐに分かるらしい)、みんな未熟児で生まれているそうな・・・。

 その中にいた、女の子としゃべった。彼女の名前を忘れてしまったが、英語が話せたからだ。スラムでは普通は英語は通じない。やりとりをしていると非常に賢い子だということが分かった。ヒンディ語とタミル語(彼女の母国語)と英語、三カ国語しゃべれるなんてすごい〜というと、にっこり笑った。非常に人なつこくて、面白くて、明るくて、笑顔の素敵な少女だ。
 丁度手首の内側に、綺麗な文様がある。これはメヘンディといって、インドの女の子たちがヘナという染料で描くおしゃれの一つ。結婚式の花嫁は腕中にその模様を描くらしい。彼女の腕にある模様もとても美しい。唐草模様だ。彼女は絵が好きで、よく友達にも描いてあげるという。今度、インドに来た時に私にも描いてくれると約束してくれた。
 何か、記念にちょうだいというのだけど、何もあげるものを持っていなかったので、義妹が作ってくれたビーズの指輪をあげることにした。ものすごく気の毒がったけど、いいよいいよって言ったら、大好きよって言ってくれた。

 帰り際、また会おうねって手を振ろうと、振り向いてびっくりした。彼女は、脚が不自由だった。座っていたから、分からなかっただけだ。お父さんに抱えられながら、帰っていった。

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