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2004-03-27

アントンのこと

miniconcert.JPG

 ミニコンサートの続きです。
 
 同じく、スラムでのミニコンサートで、一人の男性と知り合った。彼は、小児麻痺を患った後にハンセン病にかかった元患者である。肢体に麻痺が残り、言語障害がある。彼が話したそうにしているので、声をかけてみた。かけてみてびっくり、彼も又、言葉が少し不自由ながら、英語が話せたのだ。話しを聞くと、彼は、不自由な手でパソコンを教えているという。とても頭がいい。そう言えば、カルテの入力などしている男性に会ったことを思いだした。あー、あの彼なんだ。

 その彼が、ちらしを取り出して、今晩集会があるけど来ないか?と誘ってくれた。ごめん、もう日本に発たないといけないからっていうと、残念そうにする。何かなって見たら、コミュニオンがどうたらって書いてある。コミュニオンは、カトリック教会でいう聖体拝領のこと、プロテスタントだと聖餐式になる。マリアさまが付いていたから、カトリック教会のちらしだ!
  
 ええ?カトリックなの?って聞くとそうだという。洗礼名は?って聞くとアントン(アントニウス)だと言った。そうなんだ〜。まさか、インドに来て伝道されると思わなかったので、少し感動した。私もプロテスタントだけどクリスチャンだって言って、あなたのことお祈りしますって言うと、アントンは、イエスはいつも私たちのために祈っているよって言った。

 その言葉を聞いた瞬間、うゎーと涙がこぼれそうになった。どうみても、私に比べて遙かに不自由で、過酷な状況にあって、過酷な生活を送っているのに、どうしてそんな言葉が出るんだろう・・・・。
 励ますつもりの私の方が励まされてしまった・・・。

 

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