« インドの小説 | トップページ | 愛すべきインド人(2) »

2004-04-06

セント・キャサリン・ホーム

catherine.JPG

 最後に立ち寄ったのが、これまたカトリックによって運営されているセント・キャサリン・ホーム。
 これは、丁度先日訪問した「ジョティス・ターミナル・ケア・センター」の対極にある孤児院だ。ジョティスの方は、AIDSにかかった大人、特に女性を対象にしている。AIDSにかかった大人から生まれた子供もまた、棄てられる運命にある。ここでも、男の子は棄てられず、棄てられるのはもっぱら女の子ばかり。だから、この孤児院も、女の子ばかりがいる。HIVが陽性の子供もいれば、陰性の子供もいる。

 回りはあまり環境が良くないが、このホームの中に入ったら、一転、緑に囲まれた綺麗な敷地で子供たちがのびのび暮らしていた。スラムの子供たちが、どちらかというと表情が無かったのに比べれば、こちらの孤児院の子供たちは元気がよく、目が生き生きしていて、あっという間に取り囲まれて、どこから来た、名前は何といろいろ聞いてくる。

 この孤児院では、0才から16才ぐらいまでの子供が保護されている。たまたま2才ぐらいの子供が、トイレトレーニングしていた。10人ほどがおまるに座って神妙な顔つき・・・。思わず笑みがこぼれた。でも、その中にいた女の子は、片方の足の指が全てない。ゴミといっしょに棄てられており、足が何トンものゴミの下敷きになって挟まり、切断、そこを猫にかじられていたという。

 外に出ると、子供たちがわーと寄ってきた。ブレークダンスを踊るO君は、すっかり人気者。
 この頃には、私も「あなたのお名前は?」「私の名前は○○です」と会話できるようになっていた。一人、なんと「サラスバティ」という女の子がいた。めっちゃ美人で、なるほどとうなずいた。インドでは、ヒンズー教の神さまの名前を子供につけることが多いという。その子も女神サラスバティからとったのだ。「私の名前は神さまの名前なのよ!」とその子が言った。すると隣の子も負けじと「私も神さまの名前よ!」という。「何てお名前なの?」って聞くと、「メアリー」。なるほどマリアさまなんだ!

 時間がなくて、あまり立ち寄れなかったため、次回は最優先で、ここに来ると約束して出発した。

|

« インドの小説 | トップページ | 愛すべきインド人(2) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21295/402955

この記事へのトラックバック一覧です: セント・キャサリン・ホーム:

« インドの小説 | トップページ | 愛すべきインド人(2) »