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2004-05-18

ダビンチ・コード(The Da Vinci Code)

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こんなことをしているばわいではない・・・。

 それは分かっている(^^;;
 娘にも、おかーさん、そんなことしてていいの〜?と聞かれるが、止まらなくなってしまったものは仕方がない。もう読み終わるしかないのだ〜!とまぁ三日三晩、異次元におりました・・・・。

 今、欧米でベストセラーになっているというThe Da Vinci Codeという推理小説を読んだ。
 はっきり言って止まらなくなってしまった。一章が短いので、ついつい次も次もと読めてしまうし、なんと言っても息つく間もない展開。

 話しは、殺人事件から始まる(推理小説だから当たり前)。なぜか被害者はダビンチの絵(上の絵)に似せて自分を形作り、謎の言葉を残して亡くなる。フランス警察の暗号解読部のソフィーがそれを解読しようとするのだが、その謎は、なんとレオナルド・ダビンチの有名な絵の中に隠されているのだった・・思わず、美術の本を出して来て、しげしげ眺めました。ついでにパリの地図帳も・・・。

 この話しには、二つの秘密結社が出てくる。一つは非常に保守的なカトリック系組織、そしてもう一つはそれと対極にあるようなザイオン(シオンかも)という秘密結社。この秘密結社は、キリスト教の父性原理によって抹殺されてしまった太古からの「母性原理」を秘密裏に守ってきた宗教秘密結社だったのだ。殺人事件はこの二つの組織のせめぎあいでもあった。先日書いた、「パッション」のキリストの話と全く違う話(「最後の誘惑」系統の(;^_^A アセアセ…)が繰り広げられる。

 いえ、面白かったです。キリストの話は、途中から、聖杯の話しへと発展するのですが、しみじみ思ったのは、魔法(ハリー・ポッター)が子供向けのファンタジーなら、聖杯は大人向けの永遠のファンタジーなんだなぁという点。聖杯は安心して楽しめる反面、キリストの話は、やはりというか、かなりの物議を醸したようで、あちこちで特集が組まれたようです。といっても、少しキリスト教のことを知っている人ならば、どこかで聞いた話がいっぱい出てきて、なーるほど(半分、眉にツバを付けながら)と読めるのですが・・・。

  5月末には邦訳がでるようです。お勧めです。
  ぜひ、ルーブル美物館の展示物を参照なさって下さい。
  ルーブル美術館

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2004-05-13

迫害とパッション

仕事が忙しい。。

 今月末までに一冊、本を訳さなければならないため、ほとんどそれに掛かりっきりになっている。いつもは、文書なので量が決まっており、見通しも立てやすいのだが、久々に本一冊、しかも350ページほどあると、毎日毎日やっても終わらない〜という感じで、かなりのストレスを感じる。

 中国共産党下におけるクリスチャンの話で、共産主義というのは宗教を否定するため、まぁそれはそれは迫害の嵐である。投獄される刑務所内での話しでは、最近、話題になっているイラクにおける米軍の捕虜虐待事件と同じようなことが、ずらずらとこれでもかという風に書かれていて、人間というのはどこまで残酷になれるもんだろうかという思いと、人間はどんな状況下に置かれても意外に強いもんだなぁ(もちろん、この場合は宗教のお陰であるが)という妙な感慨を感じてしまった。

 昨日、やはり見ておこうと思ってみた「パッション」。キリスト最後の12時間を描いた映画でも、残酷なシーンが続いたのだが、この本を訳していたせいか、それほどショックを受けずに済んだ。その代わり、隣に座っていた女性が、バシっという音がするたびにそれこそ椅子から本当に10センチほど飛び上がるので、そちらが気になって仕方がなかった。

 「パッション」。キリスト教圏の映画だなぁという感想を抱いた。つまり、キリスト教圏では常識と思われることが省いてあるため、日本の一般の人にはわかりにくいものになっているのではと、そこが残念だった。有名な「姦淫の女」のエピソードでも、イエスが地面に字を書いているところと、女性、遠くで石を手から離す群衆が描かれているだけなので、この話を知らない人には分かりづらいだろう。せめて「あなた方の中で、今まで一度も罪を犯したことのない人だけが、この女に石をぶつけよ」といったイエスの言葉ぐらい入れてくれてもいいのでは・・、などと思ってしまった。

 それにしても、この映画には沢山の「憎しみ」が描かれていた。憎しみと無知が容易に一人の罪のない人間を死に追いやる。今も昔も、全く変わることなく繰り返されている現実。あの映画が、復活で終わるのは、やはり私にとって大きな救いだった。
 

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2004-05-08

インターネットラジオ

インターネットラジオのことを先日書いたが、また新たな発見があった。

 以前からreal playerを使っている。無償版をずっと使っていたが、CDを焼く必要があるかと思い、plus版にバージョンアップした。結局、CDを焼くのにはWindows Media playerを使っているので、有償版にした意味は、今のところ、あまりなかったりする(;^_^A アセアセ…

 さて、最近、バージョン10が出たので、アップデートした。日本版では、14日間のRadio passなるものが付いている。これは、世界中のラジオが聞き放題!などといううたい文句である。アップデータには自動的についてくるので、14日以内に解約すれば、特に料金を請求されることはない。

 ところがである。これ、日本のサイトのラジオパスしか使えないことが判明。ステーションの数も、ジャンルの数も少ない! 私としては、スペインでフラメンコ聞きたいし、イタリアのオペラも聴きたい。中東の音楽もいいし、インドの音楽もいい。
 各国のラジオサイトに飛んで行くと、それぞれでradio passを買えと表示がでるのだ〜。うーん、これって、パスの意味ないじゃんと、私は思うのですが・・・・。

 ばっとしかし、蛇の道は蛇(?)!
 アメリカ版real comのラジオサイトに行くと、free(無料)のラジオサイトがわんさか載っている。上の方でジャンルに分かれており、そのジャンルごとにfree(無料)ステーションの一覧がついている。これは、便利だった!ちなみにpremiumと書いてあるのは、radio passが必要なので、これはお金を払わないと聞けない・・・。

 いろいろ試してみたら、面白かった。中東のラジオ局もあり、アラビア風(?)音楽が流れてなかなか良い感じ・・。ただし、トークになると何を言っているのかさっぱり分からない。インド音楽もありゃぁ、アメリカインディアンもありーの、ともかく何でも揃っている・・・。クラシックなんか、わんさかある。さすがにジャンルが豊富。とりあえず、アメリカ版に飛べば、なんでも揃うことが判明して、ごきげんである。

 ちなみに、先日紹介したフラメンコサイトもあり、このHPからreal playerを使うと、現在流れている曲のCD情報がリアルタイムで提供されるので、非常に嬉しい。しかも、なんといってもタダだし〜〜。

 ジャンルの中にtalkもあり、newsもあるので、英語のヒアリングの勉強したい人にはもってこいかも。

アメリカ版への行き方
 デフォルトでは日本のリアルガイドが出る。窓の一番下にある「デフォルトの変更」云々の下から USA/CANを選び、そのガイドから、「ラジオ」を選んで飛ぶ。
 

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2004-05-02

インドとフラメンコ(2)

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フラメンコといえば、スペインだが、元々というか今でもジプシーの踊りである。

 今は、ジプシーとは言わず、ロマ族と言われている。ロマ族、すなわちジプシーとは、定住をせずにいろいろな町を回って歩く旅芸人のこと、いくつかの系統があり、北の方へ行った人々のことはボヘミアンなどと呼ばれている。

 さて、ロマ族は、真っ黒い髪に真っ黒い目、浅黒い肌が特徴的である。もちろん例外もあるだろうが、基本的にジプシーは共同体外の人間、地元の娘等との通婚は禁じられてきた。いろいろな場に呼ばれて音楽や踊りで楽しませる一方、常に、差別と迫害にさらされてきた人々でもある。

 このロマ族、元々はどこから来た人なのだろうか。諸説はあるが、一般的には、北インドの人々だと言われている。なーるほど、あの漆黒の髪い漆黒の目、インドに通じるものがあるかも・・・。

 このロマ族の源流について、ドキュメンタリー風にまとめた面白い映画がある。
 映画の題名は 「ラッチョ・ドローム」(Latcho Drom)。ロマ族の言葉で「良い旅を」という意味である。

 せりふは一切無い。音楽と音楽に含まれる歌詞、踊りのみで構成され、ロマ族の歴史をたどった映画である。その映画は北インドの旅芸人の一座から始まる・・そして西へ西へ、歩いて旅していたのが、馬車になり、最後はバスになる。音楽もインドの音楽からボヘミアン、ラプソディー、そしてフラメンコと変わっていく。北方に行ったロマ族は、冬、屋外が雪で覆われて寝られないため、木の上に家を作ってそこで寝る・・。さまざまな地で少しずつ違う文化や音楽を展開していくことがわかる、なかなか面白い、ロードムービーである。

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