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2004-05-13

迫害とパッション

仕事が忙しい。。

 今月末までに一冊、本を訳さなければならないため、ほとんどそれに掛かりっきりになっている。いつもは、文書なので量が決まっており、見通しも立てやすいのだが、久々に本一冊、しかも350ページほどあると、毎日毎日やっても終わらない〜という感じで、かなりのストレスを感じる。

 中国共産党下におけるクリスチャンの話で、共産主義というのは宗教を否定するため、まぁそれはそれは迫害の嵐である。投獄される刑務所内での話しでは、最近、話題になっているイラクにおける米軍の捕虜虐待事件と同じようなことが、ずらずらとこれでもかという風に書かれていて、人間というのはどこまで残酷になれるもんだろうかという思いと、人間はどんな状況下に置かれても意外に強いもんだなぁ(もちろん、この場合は宗教のお陰であるが)という妙な感慨を感じてしまった。

 昨日、やはり見ておこうと思ってみた「パッション」。キリスト最後の12時間を描いた映画でも、残酷なシーンが続いたのだが、この本を訳していたせいか、それほどショックを受けずに済んだ。その代わり、隣に座っていた女性が、バシっという音がするたびにそれこそ椅子から本当に10センチほど飛び上がるので、そちらが気になって仕方がなかった。

 「パッション」。キリスト教圏の映画だなぁという感想を抱いた。つまり、キリスト教圏では常識と思われることが省いてあるため、日本の一般の人にはわかりにくいものになっているのではと、そこが残念だった。有名な「姦淫の女」のエピソードでも、イエスが地面に字を書いているところと、女性、遠くで石を手から離す群衆が描かれているだけなので、この話を知らない人には分かりづらいだろう。せめて「あなた方の中で、今まで一度も罪を犯したことのない人だけが、この女に石をぶつけよ」といったイエスの言葉ぐらい入れてくれてもいいのでは・・、などと思ってしまった。

 それにしても、この映画には沢山の「憎しみ」が描かれていた。憎しみと無知が容易に一人の罪のない人間を死に追いやる。今も昔も、全く変わることなく繰り返されている現実。あの映画が、復活で終わるのは、やはり私にとって大きな救いだった。
 

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コメント

忙しいんですね。体をこわさないように。
私も、「パッション」見に行きます。

投稿: ほのぼの | 2004-05-18 17:34

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