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2005-02-14

食欲を感じた指

 初日から、衝撃的な体験を…

 睡眠時間数時間で、しかも暑い日中、ビクトリア駅まで徒歩で出かけるという無茶をしたもので、暑さと疲れでとうとう頭がくらくらしてきた。というか、そんな生やさしいものではなく、はっきり言って、気分が悪く熱中症で「倒れそう」な雰囲気である。まじ、やばいー!ここで倒れたら、同行者のYさんに迷惑がかかる…。でも、頭ふらふら。

 しんどいので、ともかく「涼しい」ところで一服することにした。ちょうどお昼頃…、涼しくて冷たいものが飲めてゆっくりできるところと言えば、レストランしかない!

 ということで、ベジタリアンレストランに入った。

 入ってびっくり… 冷房なんかどこにもないじゃない…(--; 
 むしろ、熱気と風も動かない「サウナ状態」 頭ががんがんしてきた…
 冷たいものを飲んだら、少しは楽になるだろうと、アイスコーヒーをたのむ(結構高い)。
 出てきた、アイスコーヒーはしかし、ぬるかった!
 何これ??氷が2個ぐらいしか入ってないの…。身体なんか冷えないよう!

 座っていてもふらふら状態…だんだん気分が悪くなって来て、トイレに行こうと聞くと、店にはトイレなどないとのこと…!えーーー? 外へ出て、隣の安ホテルのおにいさんに聞くと、道路の反対側にあるという。そんなー、そんなとこまで行ったら、確実に死んでしまう。おにーさん、お願いだからここのホテルのトイレ貸してというが、ここのホテルは安ホテルで、フロントも無ければ喫茶室もないという。トイレなんかないと冷たい返事。だが、ここは万国共通、泣き落とし作戦しかない。「お願いだからトイレ貸して。」「だめ。あそこにインドのトイレがあるから、あっち行け」「いや、あっちなんか行きたくない」「なんで」「私は、インド式のトイレなんかできひんねん。西洋式のトイレがいい!」「ダメ」「お願い(うるうるとした目で)。せっぱつまってねん」「お願い。西洋式のトイレがいい!」と拝み倒す。

お兄さんはとうとう根負けしました。分かった、従業員用のがあるからそれを使えって、ありがとうありがとうありがとう。

 トイレを借りて、ついでに水を首筋から背中にかけて、身体を冷やした… 

 さて、レストラン、食欲などあるはずもなく何を食べるか考える気もないまま、向かいの人が食べているのと同じ定食ターリー(大きな丸いお盆に、小さな丸い入れ物がいっぱい載っていて、カレーが数種類、つけもの、汁物、サラダ、ヨーグルト、甘いもの、あと、ご飯にナン(チャパティ)まで!山盛り載っている定食)をたのむ。

 どーんと運ばれてきた、お盆を見ても、どう考えても、食べれそうもない。食欲は減退、目で見ても、鼻で香辛料のにおいをかいでも、全然ダメみたい。

 でも、何か口にいれなくっちゃ…

 ちなみに、スプーンはありますが、そのほかの食膳具はありません。みんな、指でご飯を食べています。レストランには必ず洗面台があって、入って来た人は皆、そこで手を洗います。私たちも洗面台で手をあらいました。石けんを使おうと思ったけど、石けんの方が汚れてそうだったのでやめました(;^_^A アセアセ…
 
 何から食べようかと、ふと、目の前にあった「じゃがいもの煮物(カレー色した肉じゃがをつぶしたようなもの)」の中に指をつっこむと…!
 あら不思議。指が食欲を感じたのです!私は、自分の指が感じた「じゃがいもの食感」を一生忘れることはないでしょう。指がじゃがいもを感じたのです!おおお、美味しそうって、指からぴぴぴぴぴと情報が脳に伝わり、これ食べれるかも! 結局、食欲が突然刺激されました!

 そう、食欲を感じるのに、視覚と嗅覚、それにもう一つ、触感が残されていたのですよ!
 
 ターリーは美味しかったです。辛いのだけど、辛いと汗がどんどん出て、身体を冷やしてくれます。熱気が全部逃げたという感じ。インドではやはりカレーを食べるのが一番、それもそこの流儀で食べるのが一番。やはりこれは、長年の生活の知恵なんだろうと納得したのでした。

 ちなみに、ターリーは安かったです。50ルピー。いえ、現地ではおそらく「中の上」ぐらいのお値段でしょうが、日本円にすれば、一食130円。食べきれないほどの量です。これに比べて、アイスコーヒーは、15ルピーほどしたので高かったです。

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