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2005-02-19

ベジタリアン

dinner

 海外で仕事するときに、つくづく思うのは、胃腸が丈夫でないとやってられないということである。
 食事をしながらdiscussion、接待に会食、顔つなぎ… 

 一緒に食事をすることは、文化人類学的には「共食儀礼」、「同じ釜の飯云々」というのと同じで、一緒に食事をすることは、やはりとっても大事な儀式である。となると、出されたものは全部食べるぐらいの気合いが必要、まぁ食い意地も張っているので、それほど苦痛ではないんだけど(^^;…

 ヒンドゥー教では、牛肉を食べないのは周知のことだが、実は、インド人には、ベジタリアンが多い。宗教的な背景があるらしく、特にカーストの高いヒンドゥー教の熱心な信者は、ベジタリアンの傾向が強い。一口にベジタリアンにもいろいろなランクがあって、最も厳しいものをsakahari、臭いの強い野菜も食べない。「うちの奥さんは、たまねぎも食べません」というのは、つまりは敬虔な信者であることを暗に伝えている(自慢している)。あと、牛乳は飲む人、牛乳・チーズ類も食べない人、魚は食べる人、あるいは魚も食べない人、いろいろとあるらしい。

 食べ物に浄・不浄の観念がひっついているので、これはなかなかやっかいである。(N氏によれば、浄・不浄と清潔か否かは別の概念だから、困るんだそうだ)。

 インド側でお世話になっているBLPのお医者さん方、Dr.G(写真手前)は敬虔なヒンドゥー教徒を思わせる。チャイ(インドのミルクティ)を、わざわざ紅茶と牛乳を別に持ってこさせて、牛乳はほんの少しと注文をつける。ボーイが牛乳を入れすぎると、あわてて止めた。一方、Dr.P(写真奥)は、若いだけあって開明的なのか、ベジタリアンではない。肉(牛肉を食べるかどうかは不明)を平気で食べる。

 例のニセ電話事件のMr.K、彼は医者ではない。どうもカースト的(なのか待遇的なのかは微妙だが)にはお医者さんたちより下のようである。
 別の日に、ムンバイの上流社会の社交場、会員制の「クリケット・クラブ」で食事をしたとき、Mr.Kはしきりに「わしゃ、ベジタリアンじゃから、ベジタリアンの食事を別に食う!」と別メニューを頼んだ。その妙なこだわり方に、背伸びをしたい微妙なポジションの悲哀を感じた。
 
 ところで、ベジタリアンの食事はとってもメニュー豊富。安いしヘルシーだし、パニールという牛乳を固めたもの(古代日本の蘇)は最高に美味しい。

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コメント

海外での仕事、、、、韓国に出張にいったら、、、、キムチしかなかったです(^^;
出張先の客先の社員食堂なんだけど、
キムチが数種類、、、、んでも、食わなきゃ明日の仕事に使えるってことで、口がヒリヒリしながらも食べました(^^;

次の日、おしりがヒリヒリしました(__@

投稿: えのく | 2005-02-20 00:05

韓国、済州島に行ったときのこと、生のワタリガニのキムチがあって、これがめちゃくちゃ美味なのです。

 で、殻がね、生だから柔らかいとかいっても、かなり硬いわけです。知らないから、ばりばり言わせながら、殻ごと全部食ったんだわ。

 後で現地の人に聞くと、殻は出すそうです(^^;そらそうだわな。硬いもん… 知らないことと食い意地が張っていることは恐ろしいことで(;^_^A アセアセ…

 ひりひりおしりを感じて、韓国を感じるそうな
 

投稿: めぐ | 2005-02-20 23:55

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