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2005-08-30

ロンドン博物館からメール

ロンドン博物館からメールが来た。とっても驚き、とても嬉しかった。
 テロの日、ロンドン博物館に行ったんだった。ロンドン博物館は、ロンドンの歴史を展示した博物館。その成立から現在までを展示している(途中、改装中で見れない時代があったが)。特に1666年、9月2日に起こったロンドン大火の展示品はなかなかに恐ろしい。3日3晩焼き尽くし、ロンドンの3分の2が焼けた。鎮火後に戻って来ても、地面が熱くて歩けなかったという。江戸の明暦の大火が1657年だから、中世の同じ頃、発展途上にあった大都市は、同じような状況にあったのかもしれない。

 ギフトショップでロンドンの古い地図を買おうと思ったが、在庫切れだった。ロンドン滞在中に入荷したら取りにくるからと連絡先を教えておいたのだった。まさか!って思ったので、非常に嬉しかった。地図は郵便で日本まで送ってくれるという。

 イギリスで一番嬉しいのは、博物館と美術館がタダということ!かの大英博物館もタダである。もちろん特別展にはお金が必要であるが、数々の貴重な展示品がタダでみられるのは嬉しい。

 今回、結構楽しかったのが「大英図書館」。かのキングスクロス駅の近くにある。その大英図書館には、資料室があって貴重な文書が展示されている。古い時代の聖書、かの「マグナカルタ」、レオナルド・ダビンチの原稿に、シェークスピアの原稿…。なぜか日本の法隆寺の陀羅尼経まで展示されていた。

 特に面白かったのが、有名な音楽家の「楽譜」。ヘンデルにモーツァルト、たくさんの有名な音楽家の自筆の楽譜が展示されていた。古い時代の教会音楽は、楽譜の形式も変わっていて(たてよこ四方向いている)面白い。

 テロのお陰で大幅に予定が狂ったロンドン滞在。最終日には、テートモダンとナショナルギャラリーどちらの美術館に行こうかと悩んだあげくに、現代美術館の「テートモダン」に行った。この美術館、建物自体が「アヴァンギャルド」。古い工場を使っていて、めっちゃ「粋」である。

 ここで嬉しかったのが、なんと特別展で「フリーダ・カーロー(Frida Kahlo)」をやっていたこと。映画「フリーダ」というのが去年か一昨年公開されているので、ご存じの方もいらっしゃるだろう。メキシコの女流画家。学生の時に、バスでひどい事故に遭い、全身の骨が折れる。稀に見る強い意志と激しい気性で画家になり、結婚もするのだが、怪我がもとで流産(死にかける)。この流産が彼女の精神に暗い影を落とし、さらにはメキシコを席巻する圧倒的なアメリカ文化と自分の出身であるメキシコの誇り、その2つに引き裂かれるのだった。

 まさかロンドンでフリーダの特別展を見れると思わなかったので、作品が一堂に会すなんて滅多にないチャンス、ラッキー!と思った…。だが、入場制限しており、入れるのが4時半だという。絵を見るのに1時間半。出てきたら6時は優に過ぎている。この日は、宿にもどって荷物を取り、さらに電車に1時間乗って、郊外のルトン空港にまで行かないといけない。しかもテロの影響でキングスクロス駅は閉鎖。どうやってたどり着くかも分からない…。明日の朝7時にエジンバラに飛ぶ飛行機なので、どうしてもルトン空港にいかなければ…
 
 窓口のお兄さんに相談すると、ルトン空港までの行き方など全部調べてくれた…。なんか親切…。テロの影響なんだろうと思う…。なんとか、間に合いそうなので、喜んでフリーダの特別展を見る。

 なんというか、非常に激しい画風に圧倒される。いろいろなシンボルなどが挿入されていて、謎解き(?)としては楽しいのだが。同じ女性としては、当人の苦しみや悲しみがひしひしと伝わって来て、かなり神経に堪える絵だった…

映画フリーダ公式ページ

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コメント

>ロンドン滞在中に入荷したら取りにくるから

ってヒトが、どれほどいるのか、ってことでもあるな、うん。
しかし、取りにこいって言われたかったとか・・(笑)

投稿: ぎかく | 2005-09-06 11:13

英国は収集癖というか、コレクションがすごいですものね。私も楽譜見たかったなぁ。ロンドンは数日しか滞在しなかったので、あまり観られずに残念。

英国人って、ホント優しいですよね。困っている人には声をかけてくれるもの。こちらも見習わなければ!

投稿: マキ | 2005-09-06 13:12

ぎかくさん、マキさん、本日、地図が届きました~。ちょっと感動ものです。って、ロンドン塔とセント・ポール大寺院がそのままの場所に建っていて、郊外が田園っていうだけなんですが(^^;
 マキさん、楽譜はちょっと面白いと思うので、ぜひ次回は大英図書館へどうぞ~。

投稿: めぐ | 2005-09-07 23:46

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