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2005-11-25

王子メディアで舞台デビュー?

MEDEAad今年は、公私ともに、なんだかわけわからん状態というか、あれこれ盛りだくさんで混乱の極みにあるのだが、とうとう、極めつけになってしまった。現在は、以前にも書いたが、「メディア」というバイリンガル劇の翻訳に関わっている。

 これは、ギリシャ神話の「王女メディア」をもとにして脚色されたもので、大きな違いは原作の男女入れ替え版になっていることである。いわば、「王子メディア」である。男女が完全に入れ替わっており、入れ替わるだけでなく、社会的役割もすべて男女逆転している。つまり、古代ギリシャは「母系社会」であり、王位は「女系継承」。つまり王女に皇位継承権がある(どっかの国で論議されているようだが)。社会全体が「女社会」、男は主夫で子育てをし、同時に肉体労働的な軍役にも付くが、政治は女が牛耳っているというわけである。

 登場人物全体が男女逆転しているから、ジェイソン(イアソン)は女、子どもは娘二人、王は女王になるし、ギリシャ神話の神ヘリオスも女、アテネの「女王」アイゲウスも女だから、ややこしいこと限りない…。

 バイリンガル劇だから、それが英語と日本語で同時に上演される。原作の中で「外国人(コルキス人)」であるメディアとそのお連れの男僕は日本語が母国語、ギリシャ人たち(ジェイソン=イアソン及びコリントの女王や住人、アテネの女王たち)は英語が母国語というわけである。ちょうど、言葉のわからない外国で「追放者」として暮らしていたメディアたちの状況と、日本という異国で暮らしている外人(英語のネイティブスピーカー)の状況が、劇の中では逆転しつつ二重構造になっているというわけである。

 中でも傑作なのが男僕の役のKenji。彼は英語が分からない、さっぱり分からないのに英語の劇で、英語の台詞まであるのです。といっても、ほとんどは日本語、それもこてこての関西弁でしゃべります(関西弁で訳しました)。Kenjiは、れっきとして俳優さん、蜷川劇団にも所属していたのです。で、彼が何が一番困ったかというと、英語の台詞がだらだらだらと続いて、ぽんと日本語の台詞でかまないといけないのだけど、英語の台詞が小鳥のさえずりにしか聞こえないから、どこで日本語の台詞を言ったらいいのか、きっかけが分からないということです!これは大事件~!とは、言いながら、さすがにプロの俳優さん、きちんとこなして来ているのはさすがです。

 翻訳するにあたっては、男女が入れ替わり男が主夫をやって家庭的だからと言って、女言葉を使うと完全におかまっぽくなるので、それは出来ないということで、かなり苦労(腕の見せ所)したのであった…

 で、翻訳者としては、稽古に出て、外国人たちの日本語指導などしていたのだが…
 本番まであと、一週間あまりになった今日、大事件が持ち上がった…

 水兵役(男女逆転しているのでアルゴー船の水夫たちは女なんです)の女性が、突如降板したのだ。
 なぜかその場にいた、私に白羽の矢が立ち(?)、水兵として舞台デビューすることになりました。って、端役なので台詞は10個ぐらいしかありません…でも、ダンスとか歌とかあるんです… 掛け合い漫才みたいなところもあるんです…
 
 それまでは、水兵役のおねえさんに「ここは、いかついヤンキーのねぇちゃん風で、思いっきりbitchyな感じで、やってねぇ」とかって指示を出していたのに、いきなり私がbitchyな役をせねばならなくなり、bithcyにはなれないかもしれないが、ラピュタの女盗賊の船長風ならなるかもしれないと、知恵を絞っているところです…

 良かったら、笑いに来て下さいませ。京龍館というところであります。
 12月3日(土)、夜7:30~、 12月4日(日)14:00~、18:30~
 12月10日(土)夜7:30~、 12月11日(日)14:00~、18:30~

  京龍館のホームページはこちら イベントのところに詳しく載っています。
  京龍館

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2005-11-12

ファーストコンサート

今日は、私が属しているコーラスグループのファーストコンサートがあった。
 わーい。無事に終わった~~~!良かったです←自画自賛

 友達にコンサートやるから来てって頼んで回っていて、「入場料は?」と聞かれて、「そんなんタダに決まっているやん… おみやげにお菓子も出るよ」って言ったら、かなりウケた。

 これまで7年間やってきた中から歌を選んで歌い、オペレッタの白雪姫をやり、それからゴスペルを歌った。
 いつもは発表会でもせいぜい2、3曲しか歌わないのに、さすがに2時間近くのコンサートともなれば、白雪姫を除いて、14曲…なかなかの重労働だった。その上に白雪姫の歌まである。

 こう考えてみたら、シンガーの全国ツアーとかって、すっごい体力なんやな。

 最後にHallelujha!!(ゴスペルバージョン)という大曲を歌うので、私が「最後まで声がもたへんかもしれへん」って言ったら、側にいた友達が「それより、足がもたないかもしれない」と言ったので、大笑いだった。確かに、はき慣れないハイヒールの靴を履いて歌ったので、足が痛いこと痛いこと…。

 途中に今までの歩みをスライドで紹介したり、あるいは、七年間の間に歌ってきた歌を歌うと、いろいろな思い出がよみがえってきて、ちょっと目頭が熱くなった。子どもが小学生の時に始めて、今は大学生なんだから、考えてみるとかなりな年月です。

 一年間コンサートの準備をする中で、「ほんまにやるんかいな?」と思いつつ、「もう、しんどいやんなぁ」とぼやきつつ、みんなの熱意に押されて、なんとなくできてしまうところが凄いです。みんなそれぞれの持ち場でやってくれ、そうしているうちに、いろいろな人のいろいろな才能が見えて来て、感心することばっかり。みんな、歌がどんどん上手になっていくし、やっぱりプレッシャーがある方が人間成長するんかいなと思ったり…

 最近でこそ、毎週のように練習があったが、一月2回の練習。二時間思いっきり声をだすと、本当に気持ちがいい。とりあえず、2時間は、歌を歌うことに集中して他の雑念が消えるのがいいのだと思う。それに、一人じゃコーラスはできない。そこも良いところなんだろうな。

 とりあえず、大舞台が終わってほっとしております…

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