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2006-02-06

英文履歴書(CV)の向こう側

bulge
 1月にひいた風邪で、ほぼ一月間低空飛行をしていた。熱が引いても、身体がだるく、ともかく元気がない。エネルギー不足。そのお陰か何か、テレビのお守りをすることが多く、世の中のことに詳しくなってしまった。

 エネルギー不足にもかかわらず、ちょうど仕事が暇だったこともあって、求職活動にいそしんでいた。といっても、今更、フルタイムでは働けへんわ(ってわがまま言っている場合でもないけど)ということで、現在の仕事の延長、つまりは、今あるエージェントに加えて、エージェントをいくつか増やして、バックアッププラン(セーフティネットプラン)にしようということである。あまり急激にエージェントを増やしても、結局仕事がこなせなくなって信用が落ちるだけなので、様子見ながらぼちぼちいきまひょかぁということになる。

 今回は、外資系中心に履歴書を送った。最近は、便利な世の中になって、オンラインで履歴書をストックしておける。

 英文の履歴書(CV)と日本語の履歴書、これには大きな違いがある。CVとはcurriculum vitaeの略で、resumeとも言う。日本の履歴書のような定式化された書式は特にない。といっても、大まかな形式はある。

 履歴書を見れば、文化が見えて来る!というのは、本当のこと。日本の履歴書は、まず最初に名前があって、性別と生年月日、既婚か未婚かの項目もあり、連絡先を書いて、学歴があって、職歴…と続いていく。

 英文の履歴書には、特に生年月日を書く必要はない。男か女かを書く必要もなければ、配偶者のありなしを書く必要もない。もちろん本籍を書く必要もない。

 名前と連絡先を書いたら、いきなり何をやって来たか何が出来るか、何が目標かを書く。つまりは、職歴と職務内容、経験がものを言うのである。次にどんな資格をもっているか、そして学歴は職歴の後…。だって、大学卒業したのは20年も前のこと、人によっては現在の仕事と関係ない学部を卒業した人もいるし、今の自分にはそれほど関係ない。

 もし個人的なことを書きたければ、最後に付け加える。特技も趣味も特に書く必要はない。アピールしたいことを書くだけである。もちろん写真を貼る必要などない!

 少なくとも、入口は機会均等に見える。募集項目に年齢制限なんてないし~!
 
 英文履歴書、履歴書と一緒にカバーレターというのを送るのだが、会社に合わせてカバーレターを書き直し、職務内容の強調点も少しづつ変えながら、つくづくいろんな仕事内容をやってきたもんだと思った…。

 なんか、人生の棚卸しって感じ…

 募集のストックの中にブルームバーグがあった。これは、金融関係の会社、時々経済ニュースなどでお目にかかる。ブルームバーグに食指が動いたからというわけではないが(;^_^A アセアセ…、この週末で、「巨大投資銀行」(黒木亮)を一気に読了した。あっという間の3日間だった。本当は一月ぐらいかかるかと思ったのだが、読み出すと面白くて止められず、一気に読んでしまった。

 バブルの時も全く縁のないところにいたし(バブル崩壊も関係なかったけど)、資産を持っているわけでもないので、関係ない話っちゃ関係ないが、それでも社会人になってから20年、傍目でバブルとバブル崩壊、デフレの時代をともかく同時代で生きて来た。

 外貨預金や外貨MMFには興味があったため、円安のときも円高の時も覚えているし、それに連動した市場の動きも横目では観察していた。種銭がないので行動には移せなかったが、私の好きなアップルの株が買えたら(あのとき買っていたら、その後のipodの成功で今頃は小金持ちになっていたかも)とか、当時非常に美しいプリンタを出していたアルプス電気(マイクロドライプリンタは、本当に綺麗な仕上がりでした)が、なぜか突然株価三分の一以下に急落して、その理由がなにやら「プリンストン債」というものだったとか、断片的には、いろいろな出来事を覚えている。

 この小説、ソロモンやモルガンなどの外資系投資銀行を舞台に、バブル期の少し前からエンロン事件まで(日本のITバブル崩壊まではカバーしていないが)を、外資で働く三人の日本人主人公を軸に描いている。

 もちろん100%は分からないが、それでも経済用語を易しく解説してくれるので、金融商品のこと、経済のしくみなどなーるほどと思うことが多かった。というか、少しだけ地球規模での経済の動きがかいま見れた。もちろん一市民に分かるものでもないだろうが、そうかぁ、世界経済はこういう風に動いているのね~、北京でチョウチョが羽ばたくと、地球の裏側にその振動が伝わるのねぇというのも分かって面白かったです。

 バブル崩壊後の不良債権の処理など、ライブドアなど顔負けの真っ青。株主に正直に情報開示ってったって、ほんま、あんさん、よう言うわ~の世界です。それだけ、会計というのは、見る人が見ればわかり、分からない人は簡単に騙されるということでしょうか…

 私の本棚に並んだ異色の本でしたが、非常に面白かったです。お勧めの一冊です。

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