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2006-09-17

モンスーン教室の子どもたち

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インドに行った目的は、このモンスーン教室の子どもたちに会いに行くことだ。

3年ほど前から、「光の音符」という団体とムンバイのNGO「ボンベイ・レプロシー・プロジェクト(BLP)」が共同で、アクウォースハンセン病病院の敷地内にある教室を支援している。この教室には、スラムの子どもたちを始め、ハンセン病患者の子どもたちなど、学校に行くことのできない子どもたちがやってきて、読み書き、算数、英語、マラティ語の勉強をしたり、大きな子どもたちにはテイラー(仕立て)の技術をみがいたりしている。

子どもたちには、そのまま公立学校へ通えるように指導もしている。学校に行くのに必要な学用品、制服や靴、学用品を入れるかばんなども支給している。最初に訪れた時は、みんな裸足だった。今回は、靴を履いていて感激。

この教室、ずっと前からシスターが面倒を見ていてくれていたが、資金が乏しく、存続が危ぶまれていたので、財政的にバックアップすることになったのだ。BLPは、ハンセン病の専門医の集団なので、子どもたちの健康管理も定期的に行ってくれている。

私たちが支援するようになって、まず、昼食を出すようになった。一日に一食でもともかく栄養の行き届いた昼食を出すことは、子どもたちの健康にもよく、また学校に来る動機付けにもなる。シスターの話を聞くと、常時教室に来ている子どもは、40人ほどだが、昼食だけを食べに来る子どももいて、多いときは70、80人になる。

半年、あるいは一年に一度は、このモンスーン教室を訪ねて、活動がうまくいっているか見て、また話をし、またいつも面倒を見てくれているBLPのスタッフと話をしている。

今回は、日本でリコーダーの指導をしている方がインドに興味を持ち、インドでもやってみたいとおっしゃるので、リコーダーを持って行って、「音楽教室」をやった。以前、ムンバイの日本人学校で働いていた先生(今は、日本で中学校の先生)が、時々休暇でムンバイを訪れては、ご自分がずっとされている「少林寺拳法」(向こうでは、なぜかみんなカラテと言うが)を教えてくださってもいる。ブレークダンスの教室も行った。そして、いつものミニコンサート。子どもたちが歌と踊りを披露し、私たちも音楽のプレゼントをする。

今回は、4日間通い詰めたので、子どもたちともどんどん仲良くなった。半年前、一年前に会った子どももいて、名前を覚えていてくれる。もちろん、同じ子どもに会えるわけではない。スラムでは、家族ごとに移動が激しい。ムンバイからデリー、カルカッタと家族単位で移動することがよくある。去年来ていたあの子が、今年は顔をみないということもよくある。

毎日、教室が終わったら、「カル、ミレンゲー(また明日ね)」と言って別れる。
子どもたちがやって来て、「また明日」のおまじないを教えてくれる。人差し指と小指を向かえ合わせに合わせ、そのまま親指をくっつけて、くるっと回して握手。これが、「また、明日」のおまじない。

毎日、「また、明日」のおまじないをして、最終日、「もう明日がないんだよ~」と日本から一緒に行ったTちゃんは大粒の涙をぽろぽろ流した。

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