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2006-09-13

プチサバイバル生活

同日、夜になってようやく目的地であるWOLD(Women's Organization for Liberation and Development)に到着した。

ここは、タミル・ナドゥ州のはるか農村地帯、近くに多くのダリット(不可蝕賤民)のコロニーがあるインドでも稀な場所である。このWOLDの宿泊所だけは電気が通っているが、近くにはまだ電気は通っていない。水道もなく、井戸水。井戸は10m四方ほど岩盤をくりぬいて掘られており、日本の丸い井戸とは全然違う。飲料水はミネラルウォーターを買って来てくれるが、他は全てこの井戸水でまかなう。

Room

寝る場所は、こんな感じ。ボンボンベットのちょっと大きい簡易ベットにマットが敷いてあり、一枚の布をかぶって寝る。

夜になると「やもり」がやってくる。これがまた立体的にでかいんだ。日本のやもりは小さくて平べったい。こちらは15cmぐらいあって、立体的。しかも「きゅんきゅんきゅん」と鳴く。それがあちこちの壁にたくさん。虫を食べてくれるから、感謝しなくてはなりません。やもりさんありがとう。

自然の力はすごくて、その後でボンディチェリに行った時、半日部屋を空けていただけで、床にアリが「蟻塚」を作っていた。私の隣のMさんのベットの下がアリの巣になっており、アリは働きものだな~と感心している場合ではなく、蟻塚を潰してアリが一斉に散らばっていったときは、ちょっとしたパニックになった。

大きなカエルもやってきた。小さなカエルならつかめるが、大きなカエルは無理。。。Kさんがカエルを追い出そうとするが、カエルは好き勝手な方向に飛ぶので、これまた大騒ぎ。

シャワールーム(正確には水浴び所)もあるが、もちろんシャワーが出るわけはなく、大きなバケツ(インドではバスルームに大きなバケツと手桶のセットが必ず置いてある)に水を汲み、それを手桶を使って汲んで、頭から身体から全てを洗う。数年前までシャワーのない宿舎に住んでいたおかげか、バケツいっぱいで髪の毛から全身洗って、しかも洗濯までできた私はエライと自画自賛。。

インドは暑いので、水をかぶるだけで十分OK、むしろ気持ちが良いくらいだ。洗濯して、近くに干しておくと、半日で乾く。

夜のうちは分からなかったが、朝になって近くを散歩してみると、ちょっとした高原みたい(朝のうちだけ、昼前になると猛烈に暑い)で爽やかだった。

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停電もしょっちゅう起こった。一度、夕方に猛烈な雷と雨が降り、案の定停電。これが復旧するにはしばらく時間がかかり、「ろうそく」をともす。一度、水浴び所で水を浴びているときに停電したときは本当に困った。ほんと何も見えない。が、そのうち停電にも慣れてしまった。

トイレももちろんインド式。
トイレの外に大きなドラム缶があり、そこに水がためてある。そこから手桶で一杯の水を持って入る。後は、手動のウォシュレット…。トイレットペーパーは失礼にあたるので、できるだけ使わない方がよい(といっても、ね…)。今回初めて知ったのだが、日本の場合、便器の排水の孔の部分が前に来るようしゃがむ。インドでは逆にしゃがみ、排水孔の部分を後にするのだそうだ。そうすると、「大」をしたときにそのままポトリと下に落ちる。日本式だと、そのまま溜まり、水を沢山流さないと流れていかない。なんとまぁ合理的!

食事はもちろんインド料理だが、非常に気を使ってくださっていた(辛さも少しずつ慣れるように)ので、とても美味しい。ラッサムという南インド独特のスープ(タマリンドという実を使ったちょっと酸っぱいスープ)も、最初はこわごわだったが、そのうち美味しく感じられるようになった。メニューもバラエティーに富んでおり、豆から肉から魚までいろいろと出てきて、美味しかった。

台所の様子。
インドの包丁は、台に垂直に刃がセットしてある。これは魚をさばいているところだが、器用に鱗を取り、えらを外していた。よほどの高級レストランでない限り、魚はぶつ切り(中骨が入った状態)で出てくる。白身の魚で非常に美味しい。ここにあるのはキスの仲間。ケララに行った時には、立派で美味しそうなイトヨリもあった。基本的に、日本と似通った魚である。

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