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2006-09-13

床絵

南インドの村に行くと、戸口の前に白い粉で、綺麗な文様が書いてある。この文様、いろいろなパターンがあります。WOLDでも、毎日プレマさんが様々な文様を書いていました。蛇もあれば、唐草文様もあり、毎日見ているだけでも飽きません。

そのカラーバージョンがこれ。
WOLDには、ダリットの人たちの他に沢山の低カーストの人たちもやって来ます。アウトカーストではない、カーストの人たちの村(漁民カースト)に行ってみようと訪ねたとき、ものすごくカラフルな床絵で迎えてくれました。これは、塩に染料を混ぜたもので作ったとのこと…。

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いくらカーストが低いとはいえ、やはりダリットの村に比べれば豊かな感じがしました。みんな、押すな押すなの大騒ぎで、大歓迎してくれています。WOLDは、ダリットの村だけではなく、このような低カーストの村でもSHG(自助組織)を作っており、こういう村ではダリットの村に比べれば、基本的な読み書きや計算、商売などに関する知識が豊かなため、短期間で大きな成功を収めるそうです。


WOLDには、他にも「ヒジュラ」と呼ばれる人たちもやって来ていました。ヒジュラとは両性具有、つまりトランス・ジェンダーの人たちの集団です。

インドでは、生まれた時に両性具有(いわゆる「ふたなり」)の子ども、あるいは成長している途中でどうもトランス・ジェンダーだと思われる子どもたちを、ヒジュラの集団に入れ、その中で育てる慣習があるそうです。大人になってから、結婚に困難を覚えて、自らヒジュラの集団に入る人たちもいるそうです。

あるがままに受け止めるインドの人たち。人間の中では、一定の比率でトランス・ジェンダーとして生まれる人はいるのではないか、でも日本や西洋社会では、社会的な規範の中で無理矢理男か女かに分けられて、その中で埋没している人も多いのではと、ふと、思いました。

ヒジュラの集団は、音楽やダンスに長けた人が多く、そういう方面で活躍する人も多いそうです。ダリットの人たちも、音楽を生業にする人が多いらしい。ちょうど、日本の瞽女(ごぜ)が、集団として生業をもっていたのと同じかもしれません。

こうやって分けることが、良いことなのか良くないことなのか、区別してきちんと受け入れ認識することと差別は又違うので、難しい問題をはらんでいると思いますが、ともかく受け入れてもらえる集団があるというのは、スゴイことだと思いました。

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