« 若い国 | トップページ | スペイン・イギリスに行って来ました »

2007-01-31

インドの衝撃

 NHKスペシャル「インドの衝撃」(3夜連続)を見た。

 第一夜は「わき上がる頭脳パワー」第二夜は「11億の消費パワー」そして第三夜は「台頭する政治大国」だった。

http://www.nhk.or.jp/special/onair/070128.html

 どれも、どちらかと言えば「バラ色」の良い面ばかりが紹介されている感があり、潜在的なパワーを紹介するには良いが、多少、実態とはかけ離れた部分もあるように思えた。昨晩は、農村の貧困についてのレポートもあったが、農村で食い詰めた農民が自殺するかあるいはスラムに夜逃げしてくるかのどちらかにまで追い詰められているというところなど、あともう少し鋭く切り込んで欲しく、多少、物足りなさが残った。

 しかも消費に群がる人たちを見ると、お金持ちがお金使わないとお金は下々にまで回っていかんわなと思いつつ、数十年後には(かつての日本と同じく)、サリーを着ている女性を見られなくなるんじゃないかと、一抹の寂しさを覚えた。まっ、個人的には、サリーは涼しいし着やすいので、すたれないんじゃないかとは思うけど…

 2月4日からは、今度はドキュメンタリーとしてNHKBSでインドを取り上げるらしい。

http://www.nhk.or.jp/bs/wdoc/

 世界のドキュメンタリー「シリーズ 目覚める大国インド」である。こちらは、ドキュメンタリーだけあって、かなり現実に即したものになるのではないかと期待をしている。

 第一回はアウトソーシングの話、第二回のボリウッド(ハリウッドのインド版、ボンベイは映画の都なので、それをもじってボリウッドと言う)の話は面白そうだし、第三回の綿花地帯の話も面白そうだ。昨晩のスペシャルでは、アメリカからの遺伝子操作された綿の種子が、農民の借金のもとになっていることが紹介されていたが、(農民の学力不足により取扱説明書が読めないことや、インドの種子は乾期の水不足にも耐えられるが、遺伝子操作されたアメリカの種は灌漑設備を前提としているので、作物自体が育たないことなどが原因)、こういう部分など多少は、掘り下げてあるかもしれない。

 それにしても、アメリカの種をそのままインドに持って来て売るというのは、悲しい現実です…

 先日、インドデリーの郊外で子ども数十人を殺害したインド人男性が逮捕されたが、これなど臓器売買が絡んでいるらしい。第四回は、薬の臨床実験の話のようで、予告だけを読むとかなり悲惨っぽい。

 第五回はガンジーの思想の継承について。スペシャルの第二夜にガンジーが出てきて教えを説く映画が大ヒットした話が出ており、それを見て感じたことがある。日本でも、清貧の思想というのはずっと日本人の心の底にあるんじゃないかと思うのだが、それは、多分、インドでも同じなんじゃなかろうか。肉食をしてアルコールを飲み(ほとんどのインド人は菜食主義でアルコールを飲まない)消費に群がる一方で、古くからのヒンディーの教えあるいはガンジーが実践した思想の根底にあるものは、インド人の中にずっと流れているんじゃないかと思った。ということで、これもちょっと期待している。

 興味のある方はどうぞ~。

|

« 若い国 | トップページ | スペイン・イギリスに行って来ました »

コメント

こんにちは。
先日は色々とお煩わせしてすみませんでした。
あちこち尋ねて下さったそうで、本当にありがとうございます。お陰様でなんとかなりそうです。

・・・とコメント欄をお借りして失礼しました。
この番組のこと、最近テレビ事情に疎くてちっとも知りませんでした!(職場でこれを見て、絶叫してしまいました。。。)ボリウッドの回を見逃してしまって残念無念です。今日からしっかり見ることにします~。

投稿: antoinedoinel | 2007-02-05 12:53

ばたばたしており、コメントを見落としてしまいました。もう少し早く気がついたら、録画したものがあったのに。ごめんなさい消してしまいました

 遅くなりましたが、例の方、受け入れ先が見つかってほんと良かったです。。

投稿: めぐ | 2007-03-22 09:11

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21295/13730102

この記事へのトラックバック一覧です: インドの衝撃:

« 若い国 | トップページ | スペイン・イギリスに行って来ました »