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2007-07-29

インドでの供養など

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 インドでお世話になったDR.Mehta(メタ)さんが亡くなった。御年は、70数歳なので、インドではかなり長生きの部類に入ります。

 初めてのインドで、快く家に迎え入れてくださり、美味しいご馳走を食べさせて下さいました。ともかく疲れた身体を休ませてもらえる場所を提供してもらえたのが嬉しかったです。お医者さんをしてらっしゃったのですが、ご主人を早くに亡くしたので苦労もあったと思います。インドでは裕福な層に入るのでしょうが、一般の家庭の普段の様子が伺え、とても興味深かったです。

 最後にお会いするまで、身体は弱っていても、頭はしっかりとしていました。メタさんの喋る英語は、インド訛りな上に、とてつもなく早口(私が聞いたインド英語の中で一、二を争う早さ)で聞き取りにくく、最初にお会いした時は、通訳として真っ青になりました(^^;

 亡くなって、寂しかったです。もう、ムンバイにいらっしゃらないというのが信じられないくらい。

 さて、私が日本にいる間に亡くなったので、インドに行ったときせめてお線香を…と思ったのですが、習慣が分かりません。で、ヒンディー語の先生に聞くことにしました。

 インドでは、亡くなったら基本的に焼いて川に流すので、手元に何も残りません。お墓もありません。宗教に寄りますが、一般的なヒンドゥー教では、仏壇もなく(当然)、壁に写真が飾ってあって黄色い花輪がかけてあります。

 故人の家を訪ねると、その写真の前で(尊敬の念を表して拝んでもよい)故人との思い出などを話すというのが一番の慰めになるようです。そう言われてみれば、知らず知らずのうちにインドでこういうことをやったことがありました。一室に通されて、亡くなったご主人の写真を見ながら、お茶をいただきつつ思い出話を聞きました(私はご本人は存じ上げませんが)。

 何かを持っていくとしてら、フルーツだそうです。甘いお菓子は喜び事のときに使うのでNG。フルーツなら大丈夫だそうです。日本みたいに、お香典などの習慣はなく、お葬式のときも基本的に手ぶら。故人がとてつもなく長生きの場合は、逆に家族から金品の振る舞い(親せきなどで家族が渡す相手を好きに選ぶ)があるそうです。

 お葬式に着ていく服は、白か淡色(薄い黄色、薄いピンクなどのペールカラー)か、黒。黒はイスラムの方が多いそうで、割合としては少ないそうです。お葬式(焼く儀式)には、基本的に女性は参加できません。あまりにショックが大きいからだそうです。

 私のボランティアグループのリーダーのYさんのお父さんがインドで亡くなったとき、無理を言って(お金を包んで)参列させてもらったそうです。生焼け(^^;でも流すと言っていたので、精神的にはかなり厳しいものがあるかもしれません。

 お葬式から帰って来たら、日本では清めの塩を振りかけますが、インドでは、沐浴に直行です。つまり、お風呂に入ります。その時、誰かに見られてはいけない(見た人もお風呂に入らないといけない)ので、これから家に帰るから隠れておくようにと電話をいれるそうです。

 写真右手奥の壁に、このお店ゆかりの故人の写真が飾ってあります。ここでは、お店の壁のヒンドゥーの神さまの下にかかっていますが、普通は室内の壁にかかっています。


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