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2008-06-17

インドからの訪問者

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 もう先月のことになるが、連休が終わった直後の一週間、以前にインドのムンバイでお世話になったNGO (Bombay leprosy project) のご一行さまが日本にやってきた。当初の計画では、スラムの子供達やスラムの学校の先生もよぶ予定だったが、VISA&パスポートの段階からつまづいて結局日本に来れたのは、BLPのお医者さん二人とその奥様一人、シスターの四人だけだった。お医者さん方は海外に行きつけているので、問題はないのだが、それでもVISAが降りたのが出発の数日前、シスターはそれも間に合わず、一日遅れの飛行機となった。さすがインドというべきか…半年以上から準備していていつも土壇場…

 私は父の入院等で、活動から退いているので詳しい経過は分からないが、後で話をきいて、ほんとうに難しいものだと思った。

 スラムというのは、当然ながら不法占拠地になるので、住所地はない。スラムの子供のカルテや学籍簿には、とりあえず、○○ roadの側とか○○橋の近くという目印の住所が書かれているため、パスポートのとりようもないわけである。いつだったか、天王寺公園のホームレスに住民票を与えるかどうかでもめたことがあったが、それと同じ構図である。シスターが奔走してくださったのだが、やはり無理なものは無理だったらしい。先日、新聞で同じ様な境遇にいるインドの子供達をよんだ話があったので、何か方法があるのだろうけど…。

 先生の方は、住所地があるのになぜVISAが降りなかったかは謎のままである。日本の入管は厳しく、VISAを申請する場合には貯金高まで調べるので、そこらへんがクリアできなかったのかもしれない。日本側(受け入れ側)のNGOの主宰は、組織の登録証から、個人の戸籍抄本付き身元保証の書類、滞在費や渡航費に関わる保証書など、ややこしい書類をいろいろ送り、私もなにやら英文の保証書から証明書をそれぞれ6部ずつ書いたのだが、やはり日本に来れるのは恵まれた一部の方だけだったわけである。

 私の方はインドでお世話になった分、知らん顔をするわけにもいかないので、一週間の滞在中できるだけのお手伝いをさせていただいた。

 着物も着たし、サリーも着た。着物は、ウールの娘向けの着物だった上に、ユキとアワセが短く、ちょっとはだけそうで怖かったが、インド人にはかなり受けた(無理して若作りした写真なので、個人的にも受けると思うのだけど、また写真が入手できていないので、残念です)

 サリーは久しぶりに着て、悪戦苦闘すること30分…。なんとか格好になって出て行ったら、ガナパティさんの奥様が、一言「サリーのたれの部分が左右逆やで」って(^^; なんとまぁ逆さまでございました。プリーツの取り方などさんざん悪戦苦闘したのに、奥様は親指と人差し指でさささっと作って、あっという間に完成。さすがです。

 これは本格的なサリーなので、当然ながら、無防備にハラが露出しております。贅肉たっぷりの脇腹を見せたくはないが(見せられる方がいや?)、背にハラは代えられず、ハラを露出しておりました。
 
 悲しかったのは、貨幣価値のものすごい格差。滞在費も航空費もNGOもちなのだけど、さすがにお土産代まで渡すわけにはいかないので、自腹を切ってもらうことになる。インド人も日本人と同じで、職場の誰々さん、親戚の誰々さんと紙に書かれた長いリストをもって探している。お土産物やさん、それも安価なところに連れていくのだけど、200円、300円のものでさえ買うのに躊躇する。そらそうだ、300円といえば、向こうでは、900ルピー。豪華なターリー(大きな丸いお盆にのったセットメニュー)が90ルピーで食べられるのだから、日本の感覚でいえば、一万円以上。一万円以上出しても、小さな小さな小物しか買えないのだから、悲しくなってくる。

 そういえば、ヒンディ語の先生のバーラティさんも言っていた。清水の舞台から飛び降りて(という表現がインドにあるかどうかわからないが)、せっかく買っても、高いうえに、そういう値段のものには絶対に見てもらえないのがものすごく悔しいと言っていた。

 扇子がほしかったみたいだけど、1000円、2000円、まして3000円の扇子なんて絶対に無理です。それでも、ガナパティさんの奥様は、しぶるだんなさんを尻目に、娘達のところへと日本風の細長い(幅は20センチぐらいで、縦は1,5mぐらいある1つ3000ほどの)掛け軸風壁掛けを買っていかれました。おもしろいのは、日本人は必ず1つだけ飾ると思うのだけど、インド人は1つでは狭すぎるからと三本セットにして壁を覆うらしいということ、結局、6本買っていかれました。

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コメント

めぐむさんお久しぶりです!
サリーいいですね。サリーのお話も面白かったです。サリーって案外着るの大変なものなんですね。
お着物の写真も是非!(^o^)

投稿: 毬 | 2008-06-17 21:22

 毬さん、すっかりご無沙汰してます!
 サリー、インド人は当然ながらあっという間に着ますが、日本人は慣れないので結構大変です。あの頃はまだ涼しかったので、お腹もすーすーしてました。
 着物の写真も、そのうち手に入ったら載せますね~。かなり笑えるはずです(^^;

投稿: めぐむ | 2008-06-17 21:45

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