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2009-03-27

お別れ三つ

 昨日、娘が下宿先に旅立ってしまった。一応近畿圏内なんだけどね~。

 一緒に行って掃除やら荷物の整理を手伝ったのだけど、仕事があるので適当なところで、帰って来てしまいました。息子も、陸上の合宿に行ったっきりなので、なんと家に一人です…

 今のところ、目の前(今日の5時)に締め切りがぶら下がっているので、ラッキーとは思えど寂しいとは思わないのですが、どうなんやろね~~。仕事の切れ目とか辛いかも~~。友達の分析によれば、私は落ち込むよりは、ラッキーと思って飛び回るタイプやって言うのだけど…。久しぶりに、「大人のための心理童話 -心の危機に処方する16の物語」(早川書房)を読んで、知恵と魔法をもらおうかねぇ~。童話って、ものすごーーく奥が深いのです。日本の昔話もアンデルセンもグリムも、世間に広まっているものは、オブラートにくるんで甘く処方されておりますが、元の物語はあけすけ、おそろしーーいお話なのでございますよ~。

 童話といえば、子供の本だと思われているハリー・ポッター、最後の5巻と6巻を読んだときに、これは完全に大人の話だと思いました。現に英語圏では、5巻からアダルトバージョンと子供バージョンが分けて発売されております。いわゆるPG-15あたりにひっかかるのでしょう…。

 最終的に「因果は巡る糸車」的に、いろいろな「しかけ」が曝露されてストンと落ちるのだけど、スネイプが死ぬ場面は、語り出すと15秒で号泣できる自信があります(^^;
 Look at me...
 最後にスネイプがハリーに言う言葉です。中学生でも分かる簡単な英語なんだけど、ものすごく奥が深い。私だったらどう訳すだろうかと、あれこれ考えているけど、未だに結論がでないほどの難しい言葉なのです。

 Look at me... それは、自分の目を見てくれという意味です。死にゆくときの最後の残像として、スネイプはハリーの目が見たかった…。なぜなら、ハリーの目だけは母親そっくりだったから。そこには決して報われることのなかった悲しい悲しい純愛物語が秘められているのです。同時にスネイプはハリーに、自分の記憶(銀色の液体)も見て欲しかった。自分という存在を、何を思い何を考え、善と悪の狭間でどう生きてきたか、ただただ見て欲しいというスネイプの願いが look at meの一言の中に込められているのです。

 話が脱線した(^^; なんの話やったっけ(^^;

 そうそうお別れの話でした…、あと二つお別れがありました。
 知り合い(元夫)のじいさま(97歳)が亡くなりました。包丁一本で生きて来た魚屋さんでした。包丁一本で、中国戦線を生き残って来たというか、上官に気に入られて上官付料理人になって、ライギョの刺身など食って、なぜか太って中国から帰って来たという強者でした。魚屋の長男に生まれたのだけど、若い頃ばあさまに惚れ、ばあさまは計算ができないから商売人には向かないということで、家は三男が継ぎ、じいさまはばあさま共々家を出されたのでありました。そのせいか、気難しく、いつも怒っていて親戚一同取扱に困りましたが、亡くなったばあさまにだけは優しく、ばあさまが亡くなるまで介護して看取ったのでありました。97歳の人生に合掌。

 も一つ、ピーターの友達のManiがオーストラリアに移住します。25日出国と聞いていたから、前日に電話したら7日に変更になったらしい。ということで、多分出国前にもう一度会えるかも、、、です。

 Maniは、フィジー出身。昔は小さな出版社の記者をやっていました。島から島に取材に行くのに、小さなセスナのパイロットは元空軍のパイロットで、離着陸がアクロバット的で肝を冷やしたとよく言ってました。

 その後日本にきて英会話の先生。私と知り合ったのも、英会話レッスンでした。
 ちょうどインドでオペレッタ公演をやった時にその話をしたら、「僕もcompany(劇団)を持っている。良かったら遊びにおいでよ~」と言われて、のこのこ出かけて行って、当時共同経営者だったピーターを紹介されたのでした。

 Maniの両親はインドからの移民。インドに思い入れがあるらしく、私がインドに行くたびに持ち帰って来たおもろい話しやらトンデモ話を、ものすごく喜んで聞いてくれました~。南インドでカタカリの芝居(日本の歌舞伎と同じく、女形のある伝統的な芝居)を見た話しをしたら、さっそくカタカリのワークショップを申し込んだんだった。結局、カタカリの芝居ではなく、インドの伝統舞踊を習うことになったのだけど…。

 その後、京龍館で「メディア」の芝居をやることになって、その翻訳をピーターから頼まれて、それでピーターとのご縁ができたのでした。あの芝居、男の従僕にはこてこての関西弁をしゃべらせて(元?今も?役者のケンジくんが熱演してくれました)、支配階級は標準語、さらにギリシャ人は英語という三層構造、めっちゃストーリーが複雑で(^^; しかもバイリンガルだし(^^;、男女入れかえ版だし(^^; 上映時間が3時間半になってしまった力作でした。

 Maniに会わなければ、ピーターとも知り合えず、ミュージカルもなかったわけだから、考えて見たら不思議なご縁です。

 Mani、お母さんを日本に呼び寄せて日本で暮らしたかったみたいなのだけど、やはり日本では、ビザも永住権もなかなか取りにくいのです…。オーストラリアは、南太平洋の島からの移民は比較的優遇してくれるそうなので、それで、オーストラリアに居を移すことにしたのです。数年前から準備していて、インターネットで必要な学位(大学は卒業しているけど、それとは別に)を通信講座で取ったりしてました。

 Maniには、落ち着いたらオーストラリアに遊びに行くからと言ってあります。もう一人の友達、画家のアンにも会えるし~。「メディア」をやっていた頃の京龍館、出演者にも関係者にも、なぜか離婚したての女性が偶然多く集まっていて(^^;、台所でスープを食べながら、えーーーー?ここは不幸な女の吹きだまりか~?と言いながら girl's talkをやっていたのでした。ブリジットは日本人の夫と別れたばかり、アンはスペイン人と別れて数年、スペインから日本にまで「よりを戻さないかコール」がかかってきて、電話を取ったときは大阪城公園の満開の桜の下、日本の桜があまりに美しくて、それでやっとふんぎりが付いたとか言ってました…。私がカラ元気で疲れ果てていたとき、よく話しを聞いてくれました~。そうか~、あれから3年も経つんだ~。今思い返してみると、やっぱりアンの言っていたことは正しかったと思うのでありますよ~。

 ということで、日本の春は、別れの季節ですな~~~。

 うー、こんなところでブログ更新している場合ではない…。逃避エネルギーってすごいもんだ。仕事に戻ります(^^;

 

 

 

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