友達が貸してくれたミュージカル映画のRent(レント)を見た。もともとは舞台の作品を映画にしたものです。
音楽が、曲がいいよ~って勧めてくれたのだけど、もうボロ泣き
良い曲が目白押しで、しみじみつくづく良かったです。またもや、思わずサウンドトラックを買ってしまいました…。って、サウンドトラックのCDの方が、DVDより高いってどういうこっちゃって感じなのですが…。
レントは、オペラのラ・ボエームを下敷きにして、話を現代のNYに置き換えた作品です。夢だけはいっぱいあるけどお金は無い貧乏な芸術家たちという設定は同じだし、ヒロインと同じ名前のミミも登場するけど、雰囲気は全く違い、ゲイや麻薬やAIDSなど現代NYの事象が取り上げられています。
最初のSeasons of Love からもうハートをがっちり掴まれてしまいました。Without youではもうボロボロ泣き。ほんと飽きさせない曲がいっぱいです。
さて、2曲目の「Rent」 「家賃が払えないけど、どーしよー」って歌が始まったら、思わず苦笑。どこかで聞いたフレーズだ(^^; 3月にミュージカルが終わるまで、私は何度 rentって言葉を言い、何度「I can't pay rent 家賃が払えない」って言葉を聞いたか(^^;
ごく最近も、電話でその言葉を聞いたかも…。
というのも、ダメもとで求人に応募してみようかと思って、英文の履歴書(CVという)を書いていたのです。普通、英語の履歴書には写真は載せません(容姿で選んだって言われたら困るから)。ところが、その英文履歴書には写真が必須。もちろん外国にも写真が必要な職種というのがあるのか、時々は写真を載せるらしいのですが、その場合、結構自分の魅力をアピールしたような修正バシバシ入ったような写真を載せるのです。
どうしよう…。この際、民族衣装着てにこにこ嬉しそうにしている写真載せるべかと、散々迷ったあげくに、ピーターに電話をしました。
「なぁなぁあほな事聞くけど、(これこれしかじか) で、CV出そうと思うねんけど、写真載せないとあかんねん。ともかく写真が重要らしいし、私ももういい加減の歳やから、、アピールしなあかんねんけど…(かくかくしかじか)」
「ふむふむ」
「で、Happy cheerful face with sari (サリー着て嬉しそうに笑っている写真) と、普通のしかめっつらの証明写真とどっちがいいと思う?」
と、ピーターに尋ねると…
「普通の証明写真の方がいいんちゃう?ここは日本やし…(Ordinary business- suit photo might be better)」 と、しごく「まっとうな」お答えが返って来たのでした(^^;
その後の会話で、再び「家賃が…、でも時間はたっぷりあるんだ~」って、映画と同じような台詞が聞こえてきました。さすが、芸術家だね~(^^; 最後に、「Good Luck」と言われて、You tooと返しておきました。
ということで、履歴書に載せる写真を、近くの写真館に撮りに行ってきました。息子なんか就活用に30枚セットと50枚セットとどっちにするべきかと迷っていたのですが、さすがに私はとりあえず4枚組でいいですって言いました(CDで焼き増ししてくれるらしい)
しかも、職安デビュー(^^;までしてしまいました。インターネットでは検索していたのですが、まぁ、一度、覗いてみるべかと思って、ふらっとハローワークに行って、パソコンで検索していたのですが、私の職種は特殊項目になるので、検索したら出て来る職種がおもろい…。「演出家」って言うのまであった…。ハローワークで募集する演出家ってどんなんやねんと思いながら詳細を見てみる(以外とまともだった(^^;)。四十ン歳で、検索ヒットするかどうか不安だったけど、それなりにあるようで(採用してくれるかは別でしょうが)、世の中ほんまにいろんな職業があるんやなぁって、結構楽しんで帰って来ました。
昨日からあちこちに応募し始めたのですが、なんせ求職したことがなかったもので、やり方も分からない…。で、友達のところに電話して「なぁなぁ、仕事探しって、同時進行でやってもいいもんなん?だってさぁ、この歳になったら、ともかく数打たんことには当たらへんやんか~。今返事待ちのところとか、既にメール送ったところとか、いろいろあるねん…。で、もし、非常にラッキーな超嬉しい状況で、複数重なったらどうしたらいいの?」って聞いたら、「そんなん、他、決まったんで、すいませんって断ったらいいやん」ってあっさり言われて、さすが仕事探しの猛者は違うと感心したのでありました。
なんつうか、こうなって来ると、宝くじ買って当選日まで待っているような気分がします…。あーしようか、こーしようかと、つくづく自分はおめでたい性格だと思います…。
まぁ、あのガネーシャ(「夢をかなえるゾウ」)にも、可能性を探して求人情報を見る、夢を語る、そして絶対にあきらめないって書いてあったし、ずっと昔にAdamも、母親の求職の話をしながら「必ずいつかは自分を必要としてくれるところが見つかるもんだ。」と言っておりました。