メッセージ性
昨日は、労演の例会。
うっきーが高校の英語の教科書を持って来てくれました。達ちゃんの「よだかの星」の公演の後、うっきーがブログで、ちょうど英語の The Nighthawk Starをやっていると書いていたので、私も読みたい~と連絡していたのです。教科書を写メで撮って送ってくれていたのですが、今回もう一度、いっぱい書き込みして勉強してある教科書を借りて、読ませていただきました。感想…、星たちの微妙ないじめ(bullying)が割愛されていたり、いろいろ抜けているので、ダイジェスト版って感じでしょうか。文が平易すぎて、少し力が足りないです(教科書なので)。
文学作品なんだから、英語も文学作品らしく載せたらいいのに~というのが率直な感想ではあるのですが、音読にはちょうどいい。しばらくこれで、お口のウォーミングアップしようっと(^^)。(時々やらないと、口の筋肉が怠けようとするので、英語の発音がいい加減になる…)。それにしても、高校の英語の教科書って面白くなってる~Queen の I was born to love you も載ってるし、ジョンレノンのImagineも載っているし。今の子供達が羨ましいです。結構、感動する話しが満載でした(泣いたかも(^^;)。
力不足といえば、コーラスの方も、これからの練習計画立てないといけないので、敗因分析しました。結局は、「メッセージ性」かなぁと。メッセージ性にもいろいろあって、直接的に訴えるものやら間接的に訴えるものやらあって、うちは直接的スローガンは苦手(というか嫌い)。ともかく、「楽しく歌って踊って、人生楽しまなくっちゃ!人生捨てたモンじゃないよ~。元気だそうよ~」というのが唯一の主張(^^;なのです。だから、観客の人たちの身体が自然と動き出すようになったり、あるいは「うん、そうだね、楽しかった~」っていう観客の人たちからのフィードバックがないと、ただの自己満足になってしまう。ただただ、練習不足。自分のものになってなかったから、メッセージも伝わらない。練習不足はすぐ本番で出るから、ほんと恐ろしいもんだ~~。
というところで、ようやく本題。
昨日の例会の「東京原子核クラブ」。とっても面白かったです。今まで3回見た中で一番面白くて、もう一度みたいと心底思った劇でした。東京大学の理化学研究所にいたノーベル物理学賞の朝永振一郎博士や仁科博士をモデルにした作品。ともかく東大の下宿屋のエピソードが、笑える笑える。けど、第二次世界大戦に向かって行く中で、段々ペーソスが深まっていきます。戦時中日本も原子爆弾を開発しており、人類で初めて核エネルギーが放出されるのを見たいという純粋な物理学的な探求心と、それが兵器として使われそれに加担してしまっていることへの良心の呵責との狭間で、ものすごい苦悩が表れるのです。
この劇を見る前に、労演主催で演劇講座がありました。立命館の安斉先生がお話しはったのですが、話しは面白いのだけど、もう一つピンと来なかったのです(多分、ものすごく頭の良い方なので、話しの展開が速くてついていけなかった私(^^;)。でも、あの時、先生が言ってはった純粋な科学的探求心とそれが何かに利用されるときの科学者のジレンマって、なーるほど、こういうことだったんだ~と、お芝居を観て初めて納得しました。
げらげら笑いながら、ほろっと泣いて、めちゃ考えさせられるって、ホントに良いお芝居でした。ほんま、もう一回見たい~~。友田さん役と谷川さん役が個人的には良かったです。
さて、明日は山科の稽古だ~。山科の「こども創作劇」に出ることにして、少し前からワークショップに参加しています。ワークショップはめちゃ楽しい~♪ 普段使わない部分の脳みそが喜んでいるって感じ。すぐ子供レベルになるっつうか童心に戻ってしまうので、ほんとに楽しいのですが、家に帰ってから自分の歳を考えると恥ずかしく愕然とするのが唯一の問題です~(最近、考えるのを止めました(^^;)。
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コメント
確かに、教科書だからか重要な所が書いてあって、他にも沢山抜けてるとこがあるんですよね(;_;)
めっちゃ気になります;;
今度、英語ではなくて、小説本があれば読んでみようと思います!(b^ー°)
投稿: うっきー | 2009-07-25 21:24
うっきー、コメントありがとう!
大事な教科書ありがとうね~。宅急便で送るからね~。待っててね~。後ろの方に付いていた、アウシュビッツの鞄の話には感動しました~。
短いものだから、よかったら原作の「よだかの星」読んで見て~。
ところで、アマルフィー見た後に織田裕二談義しようね~(^^)
投稿: めぐむ | 2009-07-25 22:40