蜘蛛女のキス
蜘蛛女のキスというミュージカルを見て来ました。
久々にしんどかった~~~。
これって、最後どーにかなる?どーにもならんやんな?でも、どーにかなる?あーあ、やっぱ最後までどーにもならんかった、というパターン (ーー;
一番良かったのは、ダンサー!男性のダンサー陣はピカ一でした!
あと、幻想の中の女性(金志賢さん)の衣裳。金さんは歌もダンスも良かった~。惜しげもなくお出しになるおみ足が素晴らしく、話暗いから、おみ足ださな客来んか?と勘ぐってしまいました(^^;
あと存在感があったのが、エステー化学のCMの殿(!)(今井朋彦さん)殿はしみじみ良かった~。
演奏って、最後に生演奏だったことが分かってびっくりだったのだけど、ちょっとメリハリ感が…(^^; 指揮者いないし、ちょっとだけゆるいテンポ感になったら復帰できないから、辛いよね~
で、何があかんかつらつら考えてみた(^^;
お話は暗い(南米の待遇最悪の刑務所に入れられた政治犯がゲイの性犯罪者と同じ房に入れられる話)。暗い、暗いにしても、一番あかんのが最後話が破綻するところ(^^; どーにもこーにもそらあかんやろ(ゲイのおねーさんの純な気持ちは分かるけど、おにーちゃんの気持ちがさっぱり分からん。そこでやってもうたら、愛しのマルタはどーなるねん。おめーはただの両刀遣いか?というぐだぐだの破綻の仕方(^^;)←あくまで私の意見です。
で、場面転換が無い。最初から最後まで3時間、基本ずっと刑務所。
場面転換がなくて、幻想の場面と現実の刑務所とを中割(?)の柵でうまく分けているから、考えようによっては非常に良く考えられた舞台割りなんだろうけど、見ている方はしんどい(^^; ずっと同じトーンで、気分かわらへんのしんどいって。
中途半端やねんなぁ~。幻想の場面に刑務所の看守の暴行とか入れると、気分変わらないやん。お客は刑務所にいるって知ってるんやから、看守はいらん!ということは演出の問題か(^^;
で、説明的な画像が多い。もっとお客に想像力つかわせてーな。全部画像だしてくれんでいいって。こっちにも想像する楽しみ残しといてーなということは、やっぱ演出の問題か。
歌はさすがにみんな上手やった~。若いおにーちゃん(浦井健治さん、隣に座ってたおばちゃんは九州から見に来たらしい)の高音もきれいやった。ハモりも上手やった。
歌もきれいなナンバーがあるんだけど、メリハリがないっつうか、革命の歌のところなんか思いっきりカタルシスになってくれてもいいのに、一曲でそこまで持って行けない…。つまり全体的にちゅーとハンパなんや~。
ということは、ダンスと歌が良くて、芝居があかんってことなんだ(^^;
ミュージカルにありがちなパターン…。
でもさぁ、これってさー、もう少しどーにかなりそうな感じなんだよね~。
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