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2010-04-19

佐賀のがばいばぁちゃん

 なんだかよく分からないうちに、労演の運営委員なるものになってました。突然、話があったのが3月の始め。いろいろと身辺慌ただしく、かなり人生に迷っていたので(^^?、ともかく待って~と4月まで待ってもらいましたが、どうやら影では(?)話が進んでいたらしく(^^;、この部に入って、このブロックに入ってと言われ、良く分からないので、はい、はいと返事をしていたら、企画部という部の運営委員になってました(^^;

 労演とは、演劇鑑賞会という全国的な組織で、言わば、良質の演劇を見続けていこうという会です。自分の好きな演劇とか自分の好きな俳優さんはそれはそれで大切にしておいて、ともかくいろんな演劇を見てみよう、見ていくなかで劇団やら俳優さんやら、演劇全体が発展していくのを支えていこうということです。

 出演する俳優さんから裏方である制作の方、脚本書いた方など、普段滅多にお話を聞けないような方々を呼んで来て、お話してもらい、直接質問したり感想述べたり、もちろんその後には飲み会もあります。ともかく「演劇」が好きな人にはたまらない会です。

 このたび、なぜか突然、俳優さんへのインタビューアーを仰せつかり、徳ちゃんと二人、今回の「がばいばぁちゃん」で、島田洋七さんの青年時代、昭宏君を演じられた弓澤公望さんとお話させていただきました。

 昭宏くん、劇の中では8歳になったり、18歳になったり、はたまた24歳になったり。かなりスリムな好青年で、8歳にはどうみても見えないし、今の島田洋七さんとは体型がかけ離れているし(でも少年時代はスリムだったらしい)…。しかもテレビでみた少年はけなげな少年なのに、なんだかすごい「あかんたれ」の青年だったので、どうも違和感がぬぐえないまま、お話が進んで行きました(ということを、ご本人にも話ししました)。

 ところが、最後まで見ていくにつれて、そうかぁ~、確かにがばいばぁちゃんも島田洋七さんも、実在するのは一人だけど、お芝居やドラマになった段階で、いろんながばいばぁちゃん、昭宏君がいるんかもなぁ。いや、それよりも、あの昭宏くんがオトナになって、怪我で野球選手の夢が絶たれ人生で挫折し、悩んで、あかんたれになってるのは、これは「ありかも…!」って思ったのでした。

 弓澤さんも、やはり体型全然違うし、8歳とは違うし(御年31歳だそうです)というところでは悩まれたようです。でも、お話を聞いていくと、そもそも俳優さんになったきっかけなど、あかんたれの昭宏君と弓澤さんご自身がかぶるようなところが…。そのあたりの詳しい話は労演の会報にそのうち載ると思いますので、それに譲るとして…。(^^; ともかく弓澤さんは、お芝居のことやら、喜劇のことやら、もちろん自分のことやら、ともかく語る語る語る、しらふでもこんなに熱く語るんや~(^^;とびっくりしました。

 お芝居は、なんせ喜劇なので、がばいばあちゃんの独特のうんちくに、思わず声に出して笑うところが何カ所か。めっちゃ納得して大笑い、思わず膝を打って大笑いというところが何カ所も…。ほんとに超ポジティブおばぁちゃんです。

 確かに舞台に川は流れてないけど、川はそこにある…。流れて来た二本足の大根、どうやって用意するんでしょう。毎回、二本足の大根を探してくるのかなぁ。あの大根が、楽屋で毎回おでんに炊かれるのね~。(おでんになったりふろふき大根になったりと、ミニ講座の時に制作の方が言ってらっしゃいました)。佐賀の田舎家が、照明の技で一瞬で東京の都会の場面になるのもびっくり。

 私としては、最後まで「泥棒さん」がどうなるのか、非常に気になって気になって。元気に立ち直ってくれたらいいのだけど(^^;。 「何か一つのことをやり続けてたら、何かしら良い事がある」というのに励まされました。

 最後に、がばいばあちゃん役の阿知波さんが挨拶をされました。こういう演劇鑑賞会にどれだけ劇団が助かっているか、普通なら都会で公演をしてもせいぜい1週間、なかなか1ヶ月の公演など打てないのに、鑑賞会があれば、九州やら,中国やら近畿やら、各ブロックを1ヶ月以上かけて巡回できる。同じお芝居を何十回、何百回と上演して、いろいろな人に見てもらうことができる。お芝居自体も進化していく。鑑賞会があるお陰で、劇団も俳優もほんとうに助かっている。絶対に無くさないで下さい、こつこつと活動を続けて下さいと、ほんと涙の出るようなご挨拶でした。

 こっちとしては、いつも楽しいお芝居を見せてもらって非常に楽しませてもらっているのに、劇団や俳優さんの方もお客さんに支えられていると言われると、非常に嬉しく思いました。

 全然関係ないけど、ふと、芸妓さんの芸を支える旦那さんのことを思い出しました(最近、祇園界隈に出没しているので(^^;)。芸妓さんとは「芸は売っても身は売らぬ」のアーティストなのです。「左褄を取る」とは、左手で着物の端を持って歩くこと、左手で着物を持つと着物の合わせ目が反対になるので、悪い事をしようとする男の人の手が着物の中に入らないのです。まぁ身体は売りませんという意思表示です。笑ったのが、「右褄を取る」のが、昔の遊女と、そしてなんと花嫁さんも右手で着物をもつんだそうです。あー、話が脱線した(^^; ということで、旦那さんは芸妓さんの芸の上達を願って、お金を出すのです。今では、会社の経理も厳しいし(^^;、景気悪いので、帯の旦那とか着物の旦那とか、個別に分けて支援し、丸抱えの人は少ないらしい。しかも、旦那のなり手も少なくなってきているので、「おおきに財団」というのを作って、一見さんが祇園で遊ぶのを支援すると同時に、芸妓さんの芸の上達を支援できるようにしているらしいです。

 演劇鑑賞会、特に京都労演は、存続の危機です。
 バックステージツアーがあったり、俳優さんとの交流会があったり、ただ舞台を見るだけじゃなくて、いろいろな角度から演劇が楽しめて、また単に舞台を楽しむだけじゃなくて、劇団やら俳優さんたちを支える一助になる、しかも会費が月3500円!今時こんなお得なシステムはないと思うのですが、意外に世間に知られてないのです。もっと認知度を高めたら、絶対に入会したいという人がいると思うのだけど…。

 今日も夜6:30開演(開場30分前)で京都会館第二ホールで、「佐賀のがばいばあちゃん」があります。なんと千秋楽です!(がばいばあちゃんの演劇はしばらく見られません)。今回、来られない方のチケットが若干余っているようなので、京都労演に興味があって、どんなんか一度見てみたい方は労演(231-3730)か直接会場へどうぞ。

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コメント

京都の祇園の花街は、コミュニケーションの最先端だ!と、先日、某大学の偉い先生が仰っておられました。

それにしても、めぐむさん偉くなって…(´;ω;`)ウウ・・・

投稿: 軍曹 | 2010-04-19 23:20

軍曹、おひさ~。
 祇園の花街って、コミュニケーションの最先端なんだ~!?

 偉くなってなんかないですよ~。今日も新幹線のホーム端から端まで(25m×16=400m)、お客さんを捜して、かばん抱えて、走って二往復しました(T^T)。普段からジョギングで身体鍛えておいて良かったです(^^; 体力勝負です(^^;

投稿: めぐむ | 2010-04-20 00:02

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