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2010-05-09

ロッカビーの女たち(演劇講座)

 突然ですが、イギリスに行くことにしました。

 こつこつ貯めていた500円玉貯金、6年かかってようやく20万貯まったからです。
 貯金を始めたのは、以前に初めてイギリス一人旅をして、なんとロンドン同時多発テロに遭遇した時からです。先日も英会話レッスンの先生と話していて、なんと爆発の起きた同時刻、近くにいたことが分かって盛り上がり(?)ました。私は爆破されたバスと地下鉄からほんの100m離れたラッセルスクエアのB&B(朝食付きの民宿)から出かけるところで、その先生は200m後ろでバスが爆発したそうな。

 その時の記事は、ここ
http://megumu.tea-nifty.com/megumu/2005/07/index.html

 なんとも複雑でやるせない気持ち。今でも忘れることはできません。

 その後ロンドンを訪れた時、近くを通るとまだ張り紙がしてありました。Missing person(行方不明)の張り紙はさすがに無くなりましたが(身元はようやく確認されたらしい)、今度は、「この人を知りませんか?最後の様子を教えて下さい。最後に会話をした人いませんか?」といった張り紙です。恋人なのでしょうか、家族なのでしょうか、突然l、愛する人を奪われて、せめてその人の最後の様子だけでも誰かに尋ねたいと思ったのでしょう。そんな張り紙が何枚も貼られていました。それを見ると、胸が締め付けられるような思いになりました。

 さて、来月の京都労演の例会は、「ロッカビーの女たち」。
 最初は、ロカビリーかとロックの楽しい話かと思ったのですが、実はロッカビーとはイギリスはスコットランドの地名。パンナムの飛行機がテロで爆破され、乗員乗客全員と住民が亡くなった事件です。飛行機の爆発時、ほぼ燃料が満タンだったので、地上の家5軒が跡形もなく消えたんだそうです。

 お話は、テロに遭った家族と飛行機が落ちてきて家族や友人を失ったロッカビーの住民の話。双方、心に深い傷を負います。何をしても癒されない心…。

 昨日はこの話をロンドンで見つけて来た女優の西海真理さんがお話をして下さいました。西海さんは、Drama in Education 教育の中に演劇を取り入れるプログラムに興味があって、ロンドンに短期留学しそのときにこのお芝居に出会ったそうです。教育の中に演劇を取り入れるといえば、最近平田オリザさんが新書で、企業のワークショップやら教育に演劇を取り入れることを書かれていますが、それと同じ様なプログラムです。

 ロンドンの小さな芝居小屋(劇場)で見て、感動して、日本でもぜひ上演したいと思い、今回は再演だそうです。
 もう話を聞いているだけで、涙が出そうになりました。

 一番感動した言葉は、「癒しというのは、一人ではできない。誰か他の人との関わりの中で、癒されていくものだ」という言葉です。それは、本当に私もそう思います。こんな苦しい思い、自分にしか分からない、絶対他人には分からない(実際、他人には分からないのだけど)って思う。なんで私だけがこんな目に遭わないといけないのか、なんで私だけがって閉じこもって、シャットダウンしてしまう。癒しというのは簡単には訪れないし、時間もかかるけど、やっぱり同じように心に傷を負った人との関わりの中で、ふとした拍子に救われたり、癒されたりするんだと思います。

 ロッカビーの女たち、癒しをテーマにしたお芝居です。

 ロッカビーの女たち(劇団朋友)出演:寺田路恵他
 6月6日(15時~)7,8日(18:30~) 文化芸術会館
 見たい方は、ぜひ京都労演にご一報を(075-231-3730)

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