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2010-12-19

クリスマス・キャロル

101217_170846 京都労演の今年最後の例会であり、そして、20年にわたってロングランを続けてきた、劇団昴の「クリスマス・キャロル」が終わりました~。

 今回、例会の担当月だったのですが、劇団昴大好きのとくちゃんを先頭に「キャロル組」はクリスマス一色でした~。というのも、会場である京都会館のロビーをクリスマス一色にしよう~という野望が進行していたからです。うちからも、大きすぎて(高さ約2m)、二年出しただけで地下倉庫に眠ったままのクリスマスツリーを会場に持ち込んで、飾り付けしました。うちのツリーは、一般的な子供の喜びそうなツリー、とくちゃんところのツリーはめっちゃシックな大人っぽいツリー。ちょうどバランスが良かったです~。

 さて、ディケンズのクリスマス・キャロル、一言で言えば、けちでがんこで冷酷なスクルージが、クリスマスイブの晩、過去と現在と未来の精霊にいろいろな場面を見せられて改心する話しです。よく知っている話しだし映画にもなって見ているので、実は、心配してました。5月例会の「がばいばあちゃん」が、映画やテレビに舞台が負けた感があったので、今回もどうなんだろう、現在と過去と未来の話だし、精霊は出て来るし~~、やっぱ映像のもんちゃうかなぁ~とちらっと思っていたのですが、いやー、はっきり言って舞台の方が遙かに良かったです。

 もう涙腺がやばかった。一番最初にうるうる来たのは、足の悪いティム坊やが「教会でみんなが僕を見てくれたら、目が見えない人やら歩けない人を癒してくれたイエスさまのことをみんなが思い出すのに~」と言ったところ。素直で、けなげなやっちゃなぁ~お前は…、でも未来では死ぬかもしれないんだよね、、、というところから始まって、私が一番好きなエピソードの現在の精霊の話。いつも仕事場で虐げてるボブの家族の暖かい団欒、なんやかんやと自分を思ってくれる甥のフレッド、それぞれが胸に悪感情をもちつつもそれでもクリスマスだからとスクルージのために乾杯をする…、クリスマスって多分そういう時期なのね~。今日一日は、なんだか心が広く誰にでも優しくなれそうな夜。奇跡が起こる夜。

 でも、クリスマスは理想と厳しい現実が行き交う魔の時なのです。フランダースの犬のネロが天に召されるのもクリスマスだし、マッチ売りの少女がマッチの中で幻想をみたのもクリスマスのご馳走だった。クリスマスはあちら側にいる人間にとっては暖かく、こちら側にいる人間にとっては非常に残酷である…。スクルージに見せたのも、自分が手に入れられたかも知れない元婚約者の現在の幸せそうな家庭だし。
 
 こちら側からあちら側へのワープは、普通は簡単には訪れない。ただスクルージにとっては、それは自分自身の心がけで変えられた…。そこらへん、制作の荒川さんが話された、あれは、改心ではなく心を開く方のカイシン(開心)だというのは、当たっていると思いました~。

 いや~、それにしても音楽が楽しかった~。一曲だけ賛美歌(やっと見つけた~!賛美歌第二編128番です~)で、後はオリジナル曲だそうです。フレッドの家で、音楽を大小の鍋で演奏するのもめっちゃ楽しかった~。

 終演後、役者さんたちとの交流会があり、役者さん4人が来て下さいました。私ととくちゃんで牛山さんを囲んでおりました。そこで、音楽の話になり、(牛山さん)「歌唱指導が言うんですよ~、歌になると音が引っ込むけど、おまえらは歌手じゃないんだから、前に向かって歌えばいいんだ~って」(私)「ああわかります、台詞で歌えっていうことですよね?」「そうそう、そういうこと。振り付けも言うんだよ~、ここだけは合わないとおかしいから、ここだけ合わせて下さいって、後は役だから、役と歌詞で踊ったらいいんだって、ぽっけに小銭が入ってという歌詞があるんだけど、ここでね、ポンと手で叩くんだよ…(続く)」

 (^^; これってどこかで聞いた話だ。山科創作劇で散々達ちゃんに言われた話だ~ということで、その話で盛り上がってしまいました~。舞台で起こったエピソードやら、舞台上で演じながら大声でダメ出しをする小池さん(刑事コロンボの声の人)の話やら、これまでの舞台の話など、牛山さんのお話はとっても面白かったです。

 さらに今回、例会の担当ということで、ちょっといつもと違う経験をしました。あのくるくるくるくる回るすごい場面転換。牛山さんが何回場面転換するか数えていましたが、10回以上あったかもしれない。それも、角度が微妙に違うのです。真っ平らになったり、斜めにしたり…。あのすごい仕掛けの秘密です。

 一日目、しっかり客席に座って見た後、制作の方と飲みに行ったのですが、そこで回り舞台(お盆)の話になりました。あれは大変なんですよ~、あれは人力で回してるんです…、一日目に裏方の膝がすりむけたたので、慌ててバレーボールの膝当てを買いにいったんです、と話しておられました。

 で、二日目、私は撤収などの作業をしないといけなくて、二階席から見てました。すると裏が見える。場面転換、後ろで一生懸命壁を取り付けているところ、お盆を人力で回しているところなど見えて、うぉーー、うぉーー裏方さん頑張れ!って思いました。

 も一つ、今回楽しかったのは、席が前の方だったので、アンサンブルでごちゃごちゃとしているけど、でも計算されつくして動く動きと、台詞になりそうでならない言葉。パズルのようで、非常に楽しんで見てました。

 あと、初めての経験は、一日目、劇が始まる前に「前説」やったことかなぁ~。なんだか評判が良くて(よく聞こえるように話しただけなんですが)、前説なのに拍手もらっちゃいました(^^;

 こんな楽しいクリスマス・キャロルも、今回で最後なんです。。。もう当分見られないのです。。。
 なんだかなぁ~~。なんだか解せない。
 復活を願っております。

 カーテンコールの、きよしこの夜、声に出して歌いました~。ほんとは「メリークリスマス!」って大声で言いたかったのですが、回りが気になったので、それは、交流会の締めで言わせてもらいました~。

 メリークリスマス!
 皆さま、どうぞ良いクリスマスをお迎え下さい~。

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