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2010-12-10

真珠

研修で志摩&鳥羽に行って来ました。

天気予報が寒い寒いというので、ふかふか帽子にふかふかマフラーで行ったら、暑くて、じゃまでした(^^:。

行ったのは、真珠の本当の養殖場、そして観光スポット「御木本真珠島」です~。

真珠の養殖場では、わざわざ私たちのために、貝から真珠を取り出す様子を見せて下さいました。普通は、水温が急に下がった1月~2月の、もう少し後が取り出しには良い時期だそうです。

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本当に貝のなかから、ぽろっと大粒の真珠が出て来ると、おぉぉぉって思います。

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が、最近は、貝から真珠を出すことはめったに無いそうです。あこや貝の貝柱は高級食材。身(真珠入り)と貝柱をまず手作業で分け、貝柱は売り物に、後の身を消石灰と一緒に大きなミキサーに掛けると、身はどろどろになって真珠が下に落ちるそうです。

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真珠、今は、愛媛や長崎産が上位を占めているそうな。志摩のあたりは冬寒く、「避寒」といっていかだを移動させないといけないのだけど、愛媛や長崎では移動させなくて良いので、その分、コストが安くなるそうです。

しかも南洋産の黒蝶貝(黒真珠ができる、黒の色はタンパク質の色)、白蝶貝、あと中国の淡水パールなどが優勢で、真珠の値段はどんどん下がっているのに、生き物相手で非常に手間がかかるので、経営的には、最近は養殖を続けるか止めるかの瀬戸際だそうだ。

 そうそう、淡水パールは、海ではなく淡水でできる真珠ですが、核を入れないらしいです。

あこや貝、最近は交雑貝といって、日本固有のあこや貝と中国のあこや貝(環境汚染に強い)のハーフがほとんど。あこや貝が生育して真珠を入れられるようになるまで(母貝になるまで)2年かかります。

 今は、その母貝になるあこやは養殖されてますが、昔は海女さんに採ってもらってました~。だから、真珠島では海女ショーがあるのです~(めっちゃ、寒そうでした…)。私は以前、海女さんは、真珠を探しているのだと信じてましたが、実は、母貝のあこやを採っていたのです。定期的な現金収入になったので、海女さんにものすごく感謝されたらしい。

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 それから、テレビで時々見る核入れ作業があります。あの丸い核、ほぼ100%ミシシッピ原産の貝(貝殻が分厚くて、優に7mmとかの丸い核がとれる)を使っているそうです。あの核と、外套膜(貝殻の内側の七色に光る部分を作る)とを一緒に入れると、外套膜が核を取り囲んで真珠の層を作っていくのです。(だから、あわびでも真珠はできるのですが、身を売るほうがお金になるので、真珠は作らないらしい)。

 貝は元気だと口を開けないので、一種の窒息状態に置いて、仮死状態にし、口をぽかんとあけた状態で核をいれます。

 面白かったのが、核入れ作業に使う道具。御木本幸吉さんと一緒に真珠養殖を手がけた桑原乙吉さんが実は歯医者さんだったのです。だから、あの道具も元々歯医者さんの道具だったそうな。そういえば、なんだか歯医者さんの道具に似てませんか?

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 核入れ作業、担当者の名前が籠に張られるので、どの人が入れた核がうまく真珠になるか(どの人が上手か)、後で分かるらしい(^^; なかなか厳しい世界です~。

 核入れの手術後、あこや貝の半分は死ぬらしい(T^T)

 一年でできる真珠は当年もの、2年かかるものは越しものと言いますが、時間をかけたから良いとは限らないらしい。そこは生き物なので、一年で良い真珠を作る貝もあれば、2年経ってもぐだぐだというのもあるらしい(^^;

 真珠、ピンク色が一番高級品。というのは、透明な層が上手に何百層も出来ると、光の干渉でピンク色に光るからだそうだ。ただ、あこや貝は元々黄色いタンパク質の色を出すので、黄色っぽいものはゴールドと言われ(これも結構キレイ)、後、白いもの(ホワイト)、異物が混入して(青っぽいもの)などいろいろあるらしい。

 天然物といっても、一応、染めみたいな加工がしてあるらしい。というのは、ホントの生の天然だと、時間の経過と共に色が変色してばらばらになるからだそうです。

 御木本幸吉さん、ご実家はうどん屋さんでした。道徳の教科書(^^;に載っていて、当時は奇人変人と言われていたって書いてあったのですが、真珠養殖の成功する前、殻にくっついて出来るハーフパール(半分のもの)を商品化していたのです。当時のヨーロッパでは、真珠を半分に割って指輪などにするのが流行っていたらしい。つまり、丸くなくても商品として利用できたのです。なので、半分の真珠(からにくっついたまま)、銀座に御木本本店を作って、商売を始めました。

 しかも、しょっちゅう国際的な博覧会に大きな作品を出品して(博覧会男と呼ばれたらしい)、宣伝&良いイメージ形成つうかブランド化を計ったので、実はどうして、なかなかな商売上手な御仁です~。

 真珠の取引は、今でも、「匁(モンメ)。外国でも真珠取引はモンメが国際単位です。

 御木本真珠島では、真珠を売っております。研修で来たので、10%オフになるシールをもらいましたが、あんさん、いくら10%引いてくれたって、ぱっと買える値段ではおません…。つうか、お金も持って来てないし、心の準備もできてないし、ということで、目の保養だけして帰って来ました~。でも、やっぱり、キレイやわ~。

 研修に来ていた別のガイドさんが、もう少しリーゾナブルなお店を紹介してくれ、そこでは、何人かちょっとしたものを買ってはりました。私も思わずカジュアル仕様の淡水パール(なんでここまで来て、淡水パールやねんというつっこみは無しね、お金ないねん(^^;)のペンダントを買いました(^^;

 そうそう、お昼は、ご当地スペシャル定食を用意して下さいました。伊勢のブランドである、てこね寿司に、的矢がきのフライ、はぎのお刺身に、あこや貝の貝柱のグラタン、あおさの味噌汁など、とても満足でした~。

 今回楽しかったのが、他言語の方々との交流。気がつくと私の周りには、イタリア語、スペイン語、ドイツ語のガイドさんがかたまってました(ほんとは、英語のガイドさんから情報収集するハズだったのに(^^;)。それぞれの国民性の話しを聞くのが楽しく、特に、いつかイタリアに行ってみたい~、一人で行っても大丈夫ですか?って聞いたら、「旅の基本を押さえておけば大丈夫~。ブランドとかに全く興味がなくてインドが大丈夫なら、北イタリア(ミランとか)より、意外と猥雑なナポリの雰囲気にはまってしまうかも~」って言われました(^^;

 頑張って、500円玉貯金しようっと…。

 終わってから、特急に飛び乗って、ちはるちゃんの結婚式の打ち合わせのためTさん宅へ。鳥羽から近鉄特急(高い!)に乗っても、2時間半もかかる(!)ので、ちょっと、よれよれ~~。と言いながら、特急に乗ってすぐ、友達オススメの地ビール「神都ビール」をプシューと開けてました~。

Shintolabel


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