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2011-12-07

燐光群-たった一人の戦争

あーー、書くのが全然追いつかないよう((×_×;)

一昨年から継続してやっている翻訳の仕事に、実は、二酸化炭素の地中保存(貯留)の話がある。そう、あの地球温暖化の原因となっている二酸化炭素。あれを地中の奥深くに入れてしまおうというプロジェクトです。

つまりは、安定した地層の下の水を含んだ地層に二酸化炭素を注入する

高圧で炭酸になる。

ものすごーーく長い年月の内に石灰岩とかの岩になるらしい。

という話です(非常に乱暴に途中をすっとばしてるので、興味のある方は他を見てね)。タイムスパンは膨大。半永久保存なので、つまり、モニタリングするだけで何十年、あるいは何百年になる話です。

技術的には可能で安全だと思われている。実際に進んでもいる。けど、まだ最後までは誰もやった人がいないから(理論だけなので)、ほんまのほんまのところはわからない。もし仮に、一旦大事故になったら大災害になるおそれのあるプロジェクト、けど事故の起こる確率は非常に少ない、タイムスパンも膨大、けどもし大事故になったら補償は莫大、いったいだれがそれを補償するの?どうやって計算するの?といった財政的な話から、法律整備の話から、もちろん技術的な話まで、いろいろあります。で、ふと、頭に浮かんだのがちょっと前までの原子力。非常にアナロジーな部分があって、興味深いと思いながらやっていました。

で、燐光群の「たった一人の戦争」

土日は山科のこどもの創作劇の稽古がびっしり(これについてはまた後で書く予定)だけど、その稽古の終わった土曜日、大急ぎで伊丹のアイホールに向かいました。

ホールに入ると、なんだか人が溜まっている。。。会場内に入れないのです。入口で配られた色別の腕章を付けて待機。そのうち役者さんがやってきて、色と番号(座席)順にグループ分けされます。

そして、開演時間になると、グループごとに入場。つまり、これは、地下1000mに作られた核廃棄物処理施設への見学になっているのです!この核廃棄物もまた、地下の安定した地層に半永久保存するわけです。この核廃棄物処理施設って実際に日本で進んでいるらしいです。

坂手洋二さんの劇は、本当に、情報量が莫大。今回も、放射能が何ベクレルでという話から、安全性がどーたらという話、もちろん現在起きている福島原発の話、避難区域の住民の話、この放射能廃棄物処理施設は実はダムの立ち退きで強制退去させられた村があった話など山のようにあって、切り口的には非常に面白いけど、お芝居を観ている中では、なかなか情報を処理できない。稽古で疲れた身体にはちょっと辛かったです(^^;

それでも、放射能廃棄物処理施設の1000m上の地上に、昔住んでいた家があった(強制立ち退きになった)、その家が突然、福島原発の避難区域の家に重なっていく話など、お芝居でなければ見せられないものがあって、面白かったです。

願わくば、もう少しだけ、分かりやすくしてほしかったかも(^^; 

あの膨大な難しいセリフの量をこなす燐光群の役者さんは、つくづくつくづく、尊敬いたします。

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