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2013-04-28

神待ち

淀のDDシアターに、Neo-Spirit の新作「神待ち」を見てきました。

うーーーん。難しい~。

3.11以後の、きっと津波で町を流され、放射能で帰村を拒まれた人たちのお話のようだ。
死者を待つ人、現実を追う人、思い出を探す人。現実を直視出来ない人、何かを期待する人、何も期待しない人。
一瞬で日常を失う残酷さと、なんでもない日常のなんという貴重さ(先日のお芝居の「わが町」と重なって、ちょっとうるっと来た)。

全てが無くなった村に対して、何もできないおかみ、「心」という曖昧なものを届けるおかみ。そして、大量の「紙」を届けるおかみ。

帰りに、pegaさんの子供さんが「神待ち」って「紙」を待ってたんと言ったけど、あながち外れではないみたい。

神(奇跡)を待ち、お上を待ち、紙(お札)を待つ。。そうであれば、ものすごくシュールで、ものすごいアイロニー。

私は現場には行ってないし、そこで生きているわけではないから、よく分からないのだけど、東北の友達の毎日をfacebookとかで見ていると、もう少し能動的な気がする。。人によるのかもしれないけど、手をこまねいてどうしていいのか、どう扱っていいのか分からないのは、回りで見ている私たちであって、当の本人はもう歩き出しているような気もするんだが。。。

別役実の不条理劇のようにも見えるけど、なんか違う。。会話がかみ合いそうで、ちっともかみ合わない。
うう、良い感じなんだけどなぁ、なんなんだろう、あと一息って感じ(;^^)ヘ..

四面客席!!面白い試みでした、あちこち見えるようにという工夫もちょっとは見られましたが、お願いです、そこでずっと棒立ちするのやめて欲しいかなぁ(^^; いえ、決して棒立ちではないと思うんですが、なんせ、ずっとそこに立たれたら、何が起こっているのかさっぱり見えません(;^^)ヘ..かなりのストレスでした(;^^)ヘ..

言いたいことが分かりそうで、分からなさそうで、指の間をすり抜けていく。。
もどかしかったです~。

神は細部に宿る。。らしい。
ずっと丁寧に丁寧にままごとの(?現実の?)ご飯を作って、お茶碗洗って片付けていた若い娘(名前分かりません(;^^)ヘ..)が、リアルでした。

で、面白くなかったかというと、決してそんなことはありません。
80分間のお芝居、緊張感が溢れていて、結局、息もつかずに一気に見てしまいましたもん。
単純明快なだけがお芝居じゃない。。
こういう何だったんだろうって一週間ぐらい考えるお芝居は貴重です。

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