憧れの(?)高尾山
京都にいると、東京のそれも八王子にある高尾山は遠い。
けど、山関係の雑誌によく載っていて、大体、可愛い山ガールが高尾山に登るというオシャレな特集になっている。どうも山デビューする山ガールが、最初に行くのが高尾山らしい
興味津々。。どんなところなんやろーーー。神戸の六甲山みたいな感じなんかなぁ~(;^^)ヘ..
やっぱ一度は行っておかなあかんやろ。。ということで、東京で仕事が終わった翌日に、出かけました。。(山ガールでもないし、大体、山スカ持ってないけど(;^^)ヘ..)
都心から一時間、結構、ええとこやん。。
めちゃタカをくくって何も持たずに出てきた。駅前で出来たてほやほやおこわおにぎりを買う(めちゃ美味しかった)
高尾山は、修験道の霊場で、真言宗 高尾山薬王院が山頂にある。
初めてなので、まずは王道の表参道を登る。
なんと東海自然歩道の起点はここだそうです。ここから箕面まで1700km弱!
目の前を、ロングブーツのおねぃちゃんが彼氏と一緒に登っていく。彼氏、めちゃ歩くの速いし(;^^)ヘ..もうちょっとゆっくり歩かないと大変やで~とかココロの中で思いながら、追い抜かしていく。
平地はまだまだ紅葉が残っている。
急坂を登り、少し地道にそれて稲荷台。前日の雨で濡れて、土が滑る。
稲荷台では、少し曇っていたが、東京タワーが見えました。晴れていたら筑波山が見えるらしい。
保土ヶ谷あたりの、丘陵地、東海道を歩くお仕事で、結構なアップダウンがあったのを思い出して、納得。
わーーー、メグスリノキ!京都では、三葉で黄色いのはタカノツメで、散々タカノツメを見たのに、メグスリノキはやっぱりキレイだなぁ~。感動、感動~。
良い感じo(^o^)o の表参道。
ダンコウバイ、イロハモミジ、アラカシ、コナラ、ホウノキ、回りにはアオキの赤い実、コウヤボウキもありました。
蛸杉。。根っこが蛸みたいです。天狗さんが、旅人の邪魔になっていた根っこを避けてくれたらしい。蛸のおきものがあって、撫でておきました。
お腹減ったので、三福だんごを食べました。くるみみそが美味しかったです。
なんとブナです!ブナは、ここ高尾山にしかなくて、回りの山にはないらしいです。
ここは、暖温帯系の照葉樹林帯(カシなどの常緑広葉樹)と冷温帯系の落葉広葉樹林(ブナ・イヌブナ・ナラ・ホオノキなど)・中間温帯林(モミ・ツガなどの針葉樹林)の境界に位置するため植生が豊かだそうです。
ブナも、ブナは寒帯、イヌブナは暖帯で、その両方が見られるのです。めちゃ楽しいo(^o^)o
紅葉もキレイ。。高尾山は、同じく紅葉で有名な京都の高雄に見立てられたこともあるらしい。納得!
いよいよ浄心門。昔から信仰を集めていたことが良く分かります。
仁王さんもかっこええ!
中に入るとワンダーランド。好っきやわぁ~~こういうのo(^o^)o
まずは、大天狗!
ちなみに天狗のことを調べていたら、日本には八大天狗というのがいたらしい。一番の大天狗は、なんと京都の愛宕山太郎坊、二番目は、滋賀の比良山次郎坊、三番目が飯綱三郎、そして四番目が鞍馬山僧正坊、それから、大山伯坊、彦山豊前坊、大峰山前鬼坊、白峰相模坊だそうだ。
この高尾山が奉じるのはこの飯綱大権現。
意外に京都と繋がりが深かった~。びっくり。
それになんと、この高尾山から京都の醍醐寺(中興の祖)まで歩いて行くという修行も行われているらしい。
修験道のお山なので、当然ながら富士山登拝修行があります。富士山に行けない人のために、富士山信仰の懺悔のマニ車みたいな石の車もありました。1回回すと御利益があります。回しておきました。
あとは、門をくぐって、大きな錫杖を鳴らすと清められるものやら、あれやらこれやらワンダーランド。楽しいです。
大本堂。。彩色はないが、こちらが中心的伽藍。本尊は薬師如来さんらしい。
なんと、初めてみた、カラス天狗さんみたいな飯綱大権現さまの石仏?
そしてこちらが本社。。本尊は飯綱大権現。。そうです、那智と同じで、修験道のお寺(神社)は神仏習合なのです。
うーーーむ、奥が深い。。
さて高尾山山頂に向かいます。
写真ぼけぼけですが、ヤブムラサキです。あと、クロモジの赤い冬芽もありました。
モミです!中間帯の植物です。
あれ?これはもしや?
なんと西日本には少ないカシワです。西日本ではカシワがないので、柏餅は、サルトリイバラの葉っぱで作ります(×_×;) わーい!本物のカシワや!カシワは、新しい葉っぱが出るまで古い葉っぱが落ちないので、子孫繁栄で縁起のよい木なのです。
山頂。富士山は見えませんでした(×_×;)
二等三角点
帰りは、4号路を降ります。
冬枯れのブナの森は閑かで気持ちがよい。人も少ない。遠くに吊り橋。
冬枯れの森はいいなぁ~~。
意外に奥深く、意外に楽しく、また来てみたくなった高尾山でした。
うーむ、さすがにミシュランに選ばれたことがある。
流石に、王道の高尾山でした。
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