鯖街道 花脊からオグロ坂へ
京は遠ても十八里。
鯖街道は、小浜と京都を結ぶ街道で、その昔小浜でとれた鯖を京都まで運んだ道。鯖街道は知られているだけでも、三ルートあり、最短は72kmの針畑・オグロ坂を通るルート。
一昼夜かけて歩くと、塩をした鯖はちょうど良い塩加減の塩鯖になったらしい。
そのうちの5里を歩いて来ました。
花背峠ー大見尾根ーフノ坂峠ー八丁平ーオグロ坂ー久多
ここでは、鯖街道ウルトラマラソンというのが開かれています。今まで久多からの「半鯖」を2回走りましたが、その時のルートとは微妙に道が違います。
その日はあいにくのお天気。雨こそ降らないけど、霧がかかって幻想的。ピンクと白のお花が真っ盛り。
まずは、タニウツギのピンクのお花が花盛り。
よく見ると、とっても素敵です。
古道らしく、峠にはひっそりとお地蔵さま。
カマツカのお花です。
最初アズキナシかと思ったけど、葉っぱの様子が違うみたい。
カマツカは、とっても堅い木なので、鎌の柄に使われたから。別名ウシコロシ(;^^)ヘ.. 牛が角を差し込んだら抜けなくなって死ぬからだそうです(;^^)ヘ..
ヤブデマリ。。オオカメノキに似ているけど、葉っぱがハートじゃないし、なんせ花が5枚じゃない。。
近くにいたおばちゃんが、「オオカメノキ」というので、「ヤブデマリですよ~」と言ったら、即、却下された(;^^)ヘ..
これは、ゴマギ。。一瞬ミズキかと思ったけど、花が十文字じゃなくて5弁。。世の中深い。。葉っぱに油点があって、もむと胡麻の香りがするらしい。今度は葉っぱをもんでみよう~。
霧に濡れて、買い物籠みたいになった蜘蛛の巣。
ヤマボウシ。。ヤマボウシって上からみたらキレイだけど、下からみたら花があるのかようわからんですね(;^^)ヘ..
霧の中のタニウツギとヤブデマリと藤。
ウリハダカエデが花ざかりでした。
幻想的
鹿がいっぱいいるのか、残っているのはヒメワラビばかりなり。
うわーーー!トチノキの大木に、トチの花がいっぱい!シャンデリアみたい!
大見の集落の手前のところで、突然、クリンソウの谷!
一面がクリンソウの群落。
ふと見るとキンランが!!
ベニサラサドウダンの真っ赤なお花。
八丁平の湿原は湿原の危機。。鹿が全部食っちまうらしい。。八丁平の近くの林道建設に反対をして、八丁平の保護に取り組んだ人が通りかかって、お話を聞くことができた。自然保護って、きっと一人一人の思いの積み重ねなんだろうなぁ。
ナナカマドのお花も花盛り
こんなお花です。
ホウノキがあちこちに花を咲かせていて、遠くにはレンゲツツジ。
これはなんじゃろうのぉ~。調べてみるとどうも、エゴノキの仲間のハクウンボクぽいけど、遠目なので分かりません。
もうお花は終わっているけど、イワウチワかイワカガミが咲いていた模様。。キレイだったろうなぁ。
エゴノキの花が落ちていました。
エゴノキかなぁ?葉っぱ大きいような気もするが…
コアジサイも準備完了。
あらあなたは、キツネノテブクロ(ジギタリス)
帰りのバスの中からは、ウツギの白いお花が花盛りでした。
----おまけ---
この時期は白いお花が目立つのかしら~。ということで、別のところで出会った白いお花から
ソヨゴ。。可愛いお花です。。このちっちゃなお花から良質のハチミツがとれるらしいです。
アセビに似ているけど、時期が違うと思ったら、なんとネジキ!幹がねじれているからネジキ。。まっ、アセビの木もたいがいねじけてるけど(;^^)ヘ..
東山で出会ったアリドオシ。必ずお花は双子なのに実は1つで、実に花の跡が2つつくらしい。
そこらによくあるテイカカズラ。。蔓植物。藤原定家は式子内親王に恋をするが、思い叶わず、お墓に絡みついたことから ( ̄◇ ̄;) 一応、優しく絡みつくので( ̄◇ ̄;) 木には迷惑にならないらしい。
藤原定家以前は、マサキノカズラと呼ばわれ、天岩戸の前で踊ったアメノウズメの髪飾りだったらしい。可愛いもんなぁ~。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)