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2016-06-25

八ヶ岳でコケ三昧-その4

唐突ですが、次の日の朝になりました。朝食には、苔の会のマスコットキャラクター、コケ丸君の刻印がありました(^^v

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次の日は雨。お隣の山小屋からもう一人若いおにぃちゃんが参加されました。
と、いきなり地面に這いつくばる怪しい私たち(;^^)ヘ.. 
おにぃちゃんに引かれました(;^^)ヘ..

ウチワチョウジゴケ。これは茎と葉が退化したものらしい。亜高山帯にしかないのです。

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根元にちょろちょろと生えている緑部分の葉っぱで光合成しているらしいです。面白いコケです。とっても珍しいらしいです。

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フジハイゴケ。ハイゴケらしく先がちょっと鍵状になっています。

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ちょっと光沢があります。

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キヒシャクゴケ 先が丸まってひしゃくみたいだからとか?

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ちょっと一休み。。カモジゴケです。

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コアミメミゾゴケ。苔類です。

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黒い点の蒴ができかけてました。

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軸の赤いのがタチハイゴケ。

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タチハイゴケに似ているけど、エゾチョウチンゴケの近くにあるちょっとぼろい(羽根のまだらな)のがシノブヒバゴケ。羽根がびっしりだとイワダレゴケになるので、めちゃややこしいです(--;

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そして王者的風格のあるフジノマンネングサ。草という名前がついているけどコケです。強いです。落ち葉も突き破って出て来ます。地下茎で増えます。けど、コケです。

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葉の拡大図。

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1年生から揃ってます。
テラリウムなどで人気だそうです。低地にあるものに、コウヤノマンネングサというものがあるらしい。

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奥のセイタカスギゴケに焦点があってますが(;^^)ヘ..、この強い茎で落ち葉を突き破ってでてきます。カッコイイです。

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さて最後は、フウリンゴケ。スギゴケの仲間で、風鈴のように垂れ下がるだそうだ。

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コケパラダイス。きのことの競演。

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ホソバミズゴケとフジノマンネングサとの競演。他にも色々あり。

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イワダレゴケの群落

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これなんじゃろ(;^^)ヘ.. おじさーーん、教えて~~(;^^)ヘ..

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ふかふかのセイタカスギゴケと苔パラダイス。

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あーれもコケ、これもコケ、それもコケ、みんなコケ♪
コケにおぼれた二日間でした。


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八ヶ岳でコケ三昧-その3

まだ一日目が終わりません(;^^)ヘ.. 

ここで気分を変えて、夕食のメニューを。天ぷらがとっても美味しかったです。
夕食後は、顕微鏡を覗かしてもらったり、コケの同定したり、プレゼン聞いたり、楽しかったです。

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さて、コケ修行、続けましょうか(;^^)ヘ..
これは、ミヤマスギバゴケ。杉の葉っぱみたいだからです。結構繊細な形をしています。

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次の日は雨で、生き生きしていました。

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拡大するとホント杉の葉っぱみたい。

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ホソバミズゴケよりちょっとごつごつしたのが、ウロコミズゴケ。

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スジチョウチンゴケの巨大版もありました。大きさ2cmぐらい。
ここまで来ると、コケというよりお花みたい(;^^)ヘ..

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これはコケに似ているけどコケじゃない、コケシノブというシダ植物だそうです。

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乾いた状態のヨシナガムチゴケ。Y字に分岐していきます。

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雨に濡れると瑞々しくなります。

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ムチゴケという名前は、葉っぱの後ろに、つっかえ棒みたいなムチ状(ギザギザがある)の突起があって、雨が降ると立ち上がるからです。白くみえる筋みたいなのがムチ(;^^)ヘ..

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先っぽがくるっと回っているのが、カギカモジゴケ。

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木ノ上にいるカギカモジゴケ。

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これはイボカタウロコゴケ。花被にいぼいぼがあるらしい。

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これがチシマシッポゴケ。日本最大のシッポゴケ。

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そして本日のスター選手。ムツデチョウチンゴケ

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若い芽。

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拡大すると透けてきれい。

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ムツデチョウチンゴケは、蒴が最高6本でるからだそう。
最高で4本まで見つけました。

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蒴がないのは、ムツデチョウチンゴケのオス。

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小さいこれは、ツボミゴケ。蒴は四つに割れて開いて十文字。

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水辺にあるのはウカミカマゴケ。屈斜路湖あたりでは、これが水辺で丸まって、マリゴケ(マリモじゃありません(;^^)ヘ..)になるらしいです。

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これはコケじゃありません。地衣類のウグイスゴケ。コケとついているけどコケじゃないですよ。

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地衣類も色々あって、泥沼なので、足を踏み入れる勇気はありません(;^^)ヘ..

白駒池ほとりにあるこの木は、ネコシデだそうです。シデ類に猫もいたんや(クマシデとかあるので(;^^)ヘ..)

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2016-06-24

八ヶ岳でコケ三昧-その2

さて、いよいよお楽しみのコケ講座の始まりです!

一日目は白駒池の回りを観察して歩きました。一周40分ほどで回れるところを3時間(;^^)ヘ..
私はまだ素人レベルなので、二日目が終わってようやく入り口に立ったような気がしました。

簡単に言うと、コケには蘇類(せんるい)と苔類(たいるい)という、どっちかというと立ってるコケとべったり寝てるコケ(乱暴(;^^)ヘ..)がいます。
コケって、なんと精子と卵子がいて有性生殖するんですよ!びっくりでしょう。で、いわば精子と卵子がくっついた受精卵みたいなものが胞子体となり、蒴という胞子を入れる入れ物をつくって、胞子を飛ばすのです。
葉っぱにも特徴があるけど、この蒴にも特徴があって面白いです。

まずはクサゴケ。草色だから(;^^)ヘ..なんか乾いてるやん(;^^)ヘ..

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と、山小屋のご主人が秘密兵器を出します。霧吹きを取り出すとシュッシュ。
みるみる瑞々しくなるクサゴケ。
ここで私も秘密兵器、ルーペを取り出して見る。

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このなんだか光沢のあるコケはミヤマチリメンゴケ。

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縮緬のようにちりちりだからというのが命名の理由。。拡大すると先が強く曲がる。

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拡大不足だけど、とってもキレイ!

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ふと木道の横に目を移すと、なんとキレイなベニバナイチヤクソウ。

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ギンリョウソウもいました。

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これはクロゴケ。

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クロゴケの蒴は、真ん中が四つにさけた提灯型になります。昔小さい頃に折り紙で七夕の提灯を作った人は分かると思います。

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隣にコバノスナゴケがありました。水をシュッシュかけると、見事星状に!

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見事な星!

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ニワトコの花が咲いていました。

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拡大したらキレイだって言われて見たら、不思議な世界が広がってました。

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ミツバオウレンも咲いてました。
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ダチョウの羽みたいだから、ダチョウゴケ。結構、大きいです。乾いていても濡れててもそんなに変わりません。

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オオフサゴケ

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これはタカネカモジゴケ

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カモジというのは、昔使っていたいわゆる付け毛のこと。
秘密兵器の霧吹きで、ぬらすと、手に無性芽という葉先がつきます。この無性芽というものは、有性生殖しなくてもクローンが作れる便利なものです。コケってすごい。。

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木ノ上にはこういう風に生えてます。

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イワダレゴケ。

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一年毎に段々に伸びて行くので、step mossと呼ばれているらしい。納得。

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テガタゴケ。苔(たい)類です。

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大きなふかふかの群落を作る、日本で最大のスギゴケであるセイタカスギゴケ。
高さ20cmぐらいになって、見事な群落を作る。

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乾くと、真ん中にあるように螺旋形にくるくる縮む。

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セイタカスギゴケより小さいのがコセイタカスギゴケ。これが斜面に生えるとこういう風に見えます。
一瞬違うコケかと見まがいます。

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蒴が見えます。

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この蒴には窓があいていて、そこから胞子がでるそうです。
夜、夕飯後に顕微鏡を覗いての、コケ談義があったのですが、その時に見せてもらいました。

蒴にも色々あって、蓋が取れて中に歯があってその歯が閉じたり開いたりして、胞子を飛ばすものもあります。これは蓋はとれずに、窓があくらしい。。

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これは蒴が細長く馬面だから、ウマスギゴケ。ちょっと小さいです。

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セイタカスギゴケとコセイタカスギゴケの群落

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ランも咲いていました。キソチドリです。

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これはホソバミズゴケ。乾いている時も瑞々しい。。自分の体積の20倍の水をため込めるみたいで、触ったらしっとり濡れてました。ヨーロッパでは、脱脂綿代わりに使うらしく、戦争中は血止めに使ったりしたそうです。

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ヒカリゴケ。右の方に偶然うつってました(縮小したら見えないかも(;^^)ヘ..)。
ヒカリゴケは光が一方向からしか入ってこないところにしか生えないそうです。
コケが光るのではなくて、光を反射するらしく、光るのは原糸体というコケのあかちゃんだけです。
光の成分のいるものだけ取り込んで、いらないものを出すので、いらないものが緑色の成分なので、緑色に光るように見えるらしい(乱暴な説明(;^^)ヘ..)

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このお花みたいなのはスジチョウチンゴケ。よく見るとめっちゃ可愛いお花畑!

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拡大するとお花がよく分かります。後で、巨大スジチョウチンゴケが出てきます。

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スジチョウチンゴケのとなりに、エゾチョウチンゴケがあります。
ちっちゃい、星状の立ったコケです。

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次の日は雨だったので、生き生きとしていました。

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水を含んでぷりぷり、可愛いです。

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八ヶ岳でコケ三昧-その1

八ヶ岳に行って山に登らず(;^^)ヘ.. 友達に誘われて、一泊二日のコケ講座に参加してきました。

一日目は晴れ、二日目はあいにくの雨。。コケ的には、乾いた状態と濡れて生き生きした状態と両方見られて最高でした。
コケ講座をしてくれたのは、白駒池のほとりにある青苔荘のご主人。。学会誌で発表もしていて、北八ヶ岳苔の会の発起人。。まぁ、苔に取り憑かれたとっても面白いユーモアたっぷりのご主人でした。

まずは、麦草ヒュッテのカレーが美味しいという噂を聞きつけて寄ってみます。

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こちらでは、苔テラリウムなどの苔遊びを提供しているらしいです。

目玉の親父みっけ!タマゴケみっけ。

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苔玉風のフジノマンネングサ

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カレー美味しかったです。

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麦草ヒュッテ近くの公共駐車場に車を置いて、30分ほど歩いて青苔荘に向かいます。
この道にはいっぱいお花が咲いていました。

もう花の枯れたショウジョウバカマ。

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ツマトリソウ

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コケモモとマイズルソウとツマトリソウの競演。
高山植物は可愛いなぁ~。

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コイワカガミ。イワカガミも可愛いなぁ~。大きさが全然違うもんね~。

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ゴゼンタチバナの可愛いお花。

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オオシラビソのこの先っぽの丸いものは、お花じゃなくて新芽
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おお、苔苔してきた。

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シラビソ、オオシラビソ、コメツガ、ダケカンバの原生林です。
山小屋のご主人の話では、ここらのコメツガはコケがないと生きられないらしいです。種をコケが受け止めて、ベットとして養育。コケは抗菌性があるからだそうで、倒木更新(倒木の上にコケが生えて、苗が育っていくこと)に、コケは重要な役割を演じているらしいです。

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誰もいず、静かです。白駒池近くになると、普通の靴を履いた一般観光客がちらほら。
この雰囲気、どこかに似ているかと思ったら、富士山の青木ヶ原の樹海。
昔火山が噴火して、その溶岩が流れ、白駒池近くで止まったそうです。なので、白駒池は堰止め湖。
溶岩の上に形成された原生林という意味で、青木ヶ原の樹海に似ているのもむべなるかなです。

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オダマキにお出迎えされて

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青苔荘に着きました。

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