グルメとお花の浅間山・黒斑山
浅間山は花の百名山だけあって、お花いっぱい、火山の雄大な景色をみる素晴らしい山行でした。
が、一日目は移動日なので、一転グルメの旅になりました(;^^)ヘ..
Soup八ヶ岳さんの桃の冷たいスープ。デザートじゃないですよ!おかずですよ!ほんのり甘い桃の香りがするけど、すっきり甘くないスープ。絶品の季節限定。もうこれは本当に美味しかったです。
ハクサンフウロはいつ見ても可愛い。
その後、中山道の間の宿にあたる茂田井宿へ。藤沢周平のたそがれ清兵衛のロケ地だけあって、風情満載。
ここにある武重酒造が美味しいと言うことで寄ったのですが、あいにくお休み。隣の酒蔵に行ったのですが、これは私の口には合わなくて(;^^)ヘ.. 結局、帰りに佐久平の駅でサミットのお土産に選ばれたというお酒を買っちゃいましした。
その後、おしゃれなカフェに寄って、ケーキとスコーン食べた後がこれ!つたやさんという昔小諸で旅籠をしていた方が経営するおそば屋さん。頼みもしないのに色んなものが出て来る。。それも美味しい美味しい。トマトのちょっと甘いお漬け物やら、煮物、ブルーベリーも絶品。さすがの私も食べきれずに残してしまいました(×_×;)
宿はこれまた中山道の望月宿。江戸時代から続く旅籠の山城屋さん。当代当主はなんと37代目!
江戸時代そのままの旅籠のお部屋も見せてもらいましたが、素敵でした。
朝早くに望月宿を歩いてみたのですが、風情がとても良く残っていて良い宿場町でした。
さて、浅間山、車坂峠。迎えてくれたのはヤナギラン。
ヤナギランって英名がFire weedというらしい。北米では山火事の後大群落を作ることが多いからだそうだ。
なかなか派手なお花です。
これはシャジクソウ。日本の在来種はこれだけだけど、シャジクソウ属の英名はなんとClover(;^^)ヘ..
マメ科の植物。そういえばマメ科だ~。シロツメクサもアカツメクサも、三つ葉のアイルランドの国花シャムロックも、四つ葉のクローバーもシャジクソウ属のお仲間。
ウスユキソウ。。ご存じエーデルワイスの仲間。って、本物のエーデルワイス見たこと無いけど(×_×;)
またまたハクサンフウロ。
シモツケソウとニッコウキスゲ。ニッコウキスゲは一日花。
ソバナかと思いきやヒメシャジンかも。萼が細いのです。(鋸歯は確認してません(×_×;))めしべも飛び出してるし。。ソバナもヒメシャジンもめちゃ似ていて、難しいです。黒斑山というか浅間山近辺にはヒメシャジンが多いそうです。今後の課題。
ソバナもヒメシャジンもツリガネニンジン属。そのツリガネニンジンがこれ。
こちらはヤマホタルブクロ。
この黄色い可愛らしいのはハクサンオミナエシ。
そして大好きなマツムシソウ。
コケモモも赤い実を付けていました。コケモモは食べると酸っぱいらしい。これに似た種は、北欧ではcowberryといってこのコケモモをとってジャムにする。新大陸は名前がちがってLingonberry。日本のに比べてでかい。ジャムにしがいありそう。今度、輸入食料品店で探してみよう。。
西洋のブルーベリーにあたるのが、クロマメノキ。写真の実はまだ青いけど、黒いのは、ほんのり甘みがあった。ツツジ科。。
こちらはシラタマノキ。実をとって潰すとサロメチールみたいな強烈な匂いがする。
ご存じ、ヤマハハコ。
これはキオン。葉っぱが切れ込まない。葉っぱが切れ込むとよく似たキオン属のハンゴンソウになる。ハンゴンソウは、魂を返す草と書く。深く切れた葉っぱが幽霊の手のように死者を呼び返すように見えるかららしい。
黄色いお花は紛らわしい。これは葉っぱが蕗みたいだから、マルバダケブキ。
マイズルソウもきれいな実になっていました。
これは触るとねばねばしているネバリノギラン。
イブキジャコウソウは触ると良い匂い。タイムの仲間でタイムみたいな匂いがする。
ハナイカリ。なかなか繊細なお花です。
ツバメオモトも実になっていました。
イチヤクソウ。
ご存じオトギリソウ。こんどじっくり見て、黒い血の跡を探してみよう。
ホツツジは終わりかけ。
もう秋のワレモコウも
これはガンコウラン。黒い実は食べることができます。食べて見たらそれなりに美味しかったです。
こちらはツガザクラぽい。
コメツガの実も可愛いです。
なんと登山道の南の裸地にコマクサの自生地がありました。花は終わっていたけど、確かにコマクサだ!
タケシマランの赤い実。
コゴメグサ。とっても小さな花だけどよく見ると非常に美しいです。
ミツバオウレンの葉っぱ。
苔も美しい。。クロゴケとコバノスナゴケかなぁ
これはウスノキ。クロマメノキのお仲間で実は赤く熟すと食べれるらしい。
ようやくちらっと浅間山が見えました。
こちらは火山シェルター。浅間山は活火山。いつ噴火してもおかしくありません。
稜線に出ました。雄大な浅間山とその外輪山です。
ウメバチソウ
イワインチン
とっても雄大な眺めです。
なんと、ハクサンイチゲが!
と、黒斑山山頂に着きました。
クレーターから噴煙が上がっています。
外輪山と浅間山の間の谷間といい、外輪山の崖といい、ほんと雄大な眺めです。
ここでお昼にしました。
ふと見るとダイモンジソウが。
イワヒゲもいました。
アザミの花にやってきたのはゴマダラカミキリ。
帰りに通った登山道は、道がえぐれているので、お花は少ないけど苔がいっぱい。
ゆっくり観察できませんでしたが、八ヶ岳でみた苔が。。セイタカスギゴケ。
これは珍しいシャクジョウソウ。この仲間のギンリョウソウもいました。
写真にはうまく写りませんでしたがフタバランも。
なんと一株だけコイワカガミが残っていました。他は全て花柄だけ。
カモジゴケ
ミズゴケもいました。
ヤマオダマキ。
クルマユリ。
駐車場に戻ってきました。まだまだいっぱいお花がありました。
さすが花の百名山だけあって、お花がいっぱいでした。
帰りには、島崎藤村が来たという中棚莊の温泉へ。りんごが浮いたお風呂が有名ですが、季節外れなのでリンゴは浮かんでいませんでした(;^^)ヘ.. けど、ほんと疲れのとれる、いつまでも入っていられる素晴らしい温泉でした。
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