火山の島-伊豆大島三原山に行ってきました!
急に引っ越しをすることになり、半年ほどバタバタ。このブログも間が飛んでしまいましたが、ぼちぼち再開します。
この間には、隠岐(西ノ島)、讃岐富士、伊豆の城山など色々行ったのですが、その報告は追々。
伊豆大島に行ってきました!!
熱海から高速ジェット船で45分。ほとんど揺れず、快適でした。
伊豆大島の三原山が噴火したのあ1986年。今から30年前です。活火山なので、現地のジオガイドさんにガイドしてもらいました。展望台から見る三原山。
三原新山からは、未だに蒸気が上がっています。
さて歩き出すのはここ山頂口
目の前に三原山。1986年の噴火の時の溶岩が黒々と残っています。
少し横に目をやると外輪山が。。この下は大きなカルデラになっているのです。
歩き出しに出迎えてくれたのは、大島カンスゲとオオバヤシャブシ。
ヤシャブシは島のいたるところにありました。背が低いのでよく見えます。大きいのは雄しべ。めしべは枝先にある小さいやつだそうです。枝の根元にはまだ去年の実がついていました。
ススキの根元に残っているのがナンバンギセル。お花はまだ写真でしか見たことがありません。。
さて、少し遊歩道を外れたところで見つけた溶岩。。流れる方向でシワが寄るのですが、これは不思議!両方から来ている!
これもスゴイ!岩の間から滝のように溶岩が流れ落ちています。
キョンの足跡がありました。。今や害獣だそうですが、可愛いです。写真は撮れませんでしたが、本物のキョンを見ることができました。キョンも台湾リスも元々は大島にいなかったのですが、噴火の時に動物園から逃げ出して、そのまま自然繁殖(;^^)ヘ..今や害獣だそうで、捕まえて持っていくとお金になるそうです。
1986年噴火の時の溶岩の先っぽです。
溶岩はゴツゴツとした「アア溶岩」。流れる時は、カラカラと音がするそうです。冷えて固まるとゴツゴツ、トガトガ。これに対して粘度の低いさらっとした溶岩は「パホイホイ溶岩」と言います。
アア溶岩の間に残ったイタドリの種。真っ先に入ってくる植物がイタドリだそうです。
大島特産のアシタバはいたるところに生えています。同行者によると、アシタバは不老不死の薬だそうだ。
山頂近くに三原神社があります。不思議なことに1986年の噴火の時もその前の噴火の時も、この神社は無事だったそうです。となりにあった茶屋は被害にあったのに、不思議なことです。
この大きな石は、溶岩のしぶきが積み重なったもので、アグリチネートというものだそうです。よく見ると、中に小さな溶岩の塊がいっぱい詰まっていて、ボロボロ落ちるので不思議です。
じゃーーーん。三原山と言えばゴジラ!!!!
現地ガイドさんとゴジラを押さえつけてみました(;^^)ヘ.. ゴジラちっちゃい~。
ここに展望台がありました。よく見ると、富士山のてっぺんだけが見えました。
この尖ったのはホルニトと言って、溶岩がトンネルのように流れていって、ここから噴き出して山のようになったところです。。
噴き出した溶岩の模様。
溶岩が噴き出したため、なんと中は空洞になっています。この下には深さ6m、幅15mの空洞があるのです。
さて、ここから遊歩道を離れて、道なき道をいきます。折からの冷え込みで雪が降り、残雪が残っていました。
途中の開けたところで、おにぎりを食べます。ガイドさんが用意してくださったアシタバおにぎりが美味しかったです。
蒸気が立っているところを歩いていきます。
これらの煙は水蒸気で、火山ガスはないそうです。
触ると熱いです(;^^)ヘ..
火山弾もゴロゴロ。溶岩は尖っているので、手を付くと必ず手に怪我をするので、手袋をはめます。写真をとるのに、ちょっと手を付いただけですが、いつの間にか手から血がでていました。
そしてじゃーーーん。火口です!!!中まで見えます。水蒸気が立ち上っています。すごい迫力です!
反対側が見えます。櫛形山の麓に裂けているのが、大島キャニオン(ガイドさん命名(;^^)ヘ..)。後で、そこに連れて行ってくれました!
一番高いところが剣が峰です。
これが1986年に起こった割れ目噴火のB火口。未だに蒸気が上がっています。
さきっぽまで連れてってくれました。すごい迫力です。
ここからは遊歩道を降りずに、なんと急斜面を下ります(;^^)ヘ..
あそこから一気に下りました。
大島キャニオンに着きました。
どんどん中へ行くと、、、
壁から蒸気があがっています。
穴を掘ると、、、熱い!!!
青い鉱物でしょうか?
ガイドさんのサプライズ。。シャボン玉~~。
再びゴツゴツしたアア溶岩の溶岩地帯を抜けると
こんどは樹海探検。。富士山の樹海とは随分と様子が違います。
苔パラダイス。。
このオレンジなのはヨトウガの仲間のいも虫のフンだそうです。
ヤブツバキ。
大島スミレ
おまけに、バームクーヘン地層にも連れていってくれました。
最後に、1986年の噴火で、元町にあと数百メートルと迫った溶岩の先っぽにも行って本日のツアーは終了。120%楽しませていただきました。
大島はキブシが花盛り。
大島桜も椿も花盛り。
島には川がなく、わさびがとれないので、シシトウの辛みで味付けした鼈甲丼とアシタバの天ぷらを食べて、伊豆大島にお別れしました。
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